振り返ると、昨年はあまり大きな買い物(←わたしのレベルでは、3万円超え=大きい)がなかったのですが、そんな中でのベストバイといえば、「エペイオスのドリップケトル」。
温度調整・保温・タイマー機能、細口の抽出口と、何から何まで、コーヒーを淹れることに特化されたケトルです。
かつて、うちのオットは、ザ・やかんでお湯を沸かして、ドリップ用のポットにそれを移してコーヒーを淹れていました。温度なんか測りながらね。
レトロ喫茶店スタイル。
この場合、当然
- やかんでお湯を沸かす
- ポットに移す
- 温度を測る
- 少し冷めるのを待つ
- ドリップする
というステップがあるわけです。
風情はあるが、煩雑っちゃ煩雑(言っちゃった)。
それが、このエペイオスのドリップケトルだと、
- 指定した温度でお湯を沸かす、保温される、そのままドリップ
以上。
えー、ウソー、ってくらいの急行。
レトロ、風情吹き飛ぶほどの便利さ。
例えるなら、渋谷から池袋まで、初めて湘南新宿ラインに乗ったときくらいの驚愕、みんな覚えてる?
コーヒーに特化したケトルとはいえ、別に「カップラーメン作ったら殴る」とも書いていません。むしろ、温度設定も38℃~100℃まで1℃刻みで設定できるので、わたしは狙った温度の白湯を作ったり、紅茶を淹れたり、と。
特化と言いつつ、わりと万能かも。
しかもこんな至れり尽くせりなんだけど、定価で13,200円というのもすごく手頃な感じ。
実は今年訪ねたスペシャルティコーヒーの祭典、SCAJでも、多くのプロフェッショナルがこうした電気ドリップケトルを使用していました。
実はそれもあって、買ってみようかとなったんですよね。
わたしたちがカフェを始めたわずか7年前よりも、コーヒーに関する道具は、ホントものすごくたくさん増えています。
エペイオスに似た「電気ドリップケトル」も、以前は全然なかったのに、気づいたら選択肢がいろいろ。
どんだけあるん。(まだまだある)
エペイオスに決めるまでには、オットがかなり念入りに比較検討して、結果良かったので、わりと自信もっておすすめできます。
エペイオスの、唯一とも言っていいデメリットを挙げるとしたら。
ドリップケトルの宿命(?)ですが、細い水流ができるようになっているので、逆にどんなに急いでも、ゆっくりタラタラ~と出るしかない。
なので、
「お湯をガバっと沸かして、ジャーってお鍋に移したい!」みたいなとき。
ちょっとイラっとするかも(笑)
我が家も、前から使っていたティファールの普通のケトルはなんだかんだやっぱり併用中。
ともあれコーヒー好きな方には、特におすすめのドリップケトル情報でした。
キッチンがコーヒー関係でわりと渋滞しています…