こんにちは、ななみです。
子どものころから一番好きな本のジャンルは、「ミステリー」でした。
江戸川乱歩”少年探偵団”シリーズが好きだったという方は結構多いですよね。
わたしもどっぱまりしてました。
そして海外作家でいえば、エラリイ・クイーン、そしてアガサ・クリスティー。
そんなアガサ・クリスティーの名作「死との約束」が3月6日、実写化されTV放映されます!
【メインビジュアル解禁!】SPドラマ『死との約束』のメインビジュアルが完成しました✨今作の舞台となる熊野古道に立つ名探偵・勝呂武尊(#野村萬斎)が印象的なビジュアルとなりました!ずらり並ぶ豪華キャスト陣にもご注目あれ😄#三谷幸喜 #アガサ・クリスティー #死との約束 #鈴木京香 #松坂慶子 pic.twitter.com/13ekOcNr1c
— 【公式】3月6日(土)よる9時~!ドラマ『死との約束』三谷幸喜×アガサ・クリスティ シリーズ第三弾! (@shitonoyakusoku) February 5, 2021
三谷幸喜脚本x野村萬斎主演というコンビで、これまで「オリエント急行殺人事件」「アクロイド殺し」を原作としたドラマを放映してきていますが、今回の「死との約束」がシリーズの3本目。
実は「オリエント急行」のドラマのときは、”こんなの、日本人が実写化してもねえ・・・”と半ばバカにして(すみません)、全く期待せずに見たんですけど、実際はとても面白くて驚きました。(「アクロイド殺し(ドラマ名は”黒井戸殺し”)」は見られていません)
なので今回の「死との約束」も期待大です。
実は本題はもうひとつあって、このTV放映を記念して、現在アガサ・クリスティー作品がAmazon kindle(電子書籍)で50%OFF! (3月11日まで)なんです。
アガサの本は何冊かありますが、この機会に、他のもまとめて買いたい!!
今日は勝手ながら、アガサ作品からおすすめを紹介してみたいです。
もし、今まであまりアガサ・クリスティーを読んでないという人がいたら、とりあえずアガサ本人の本ではなく、こちらをおすすめしたい。
書評家の霜月蒼さんが2015年に第68回日本推理作家協会賞評論その他を受賞した、名前のとおりのアガサ・クリスティー攻略本。
現在日本で読めるアガサ全作品について、魅力とポイントを評価しています。
おすすめ度も★★★★★で示されているので、たくさんあるアガサ作品をどこから読もうか迷う人にはうってつけ。
ミステリの魅力を、ネタバレなく説明するっていう作業がすごいですよね。
質・量のいずれをとっても、定価で買っても全然損しないくらいのすごい力作ですが、これは現在半額どころか110円!!!ウソ~
読む前に先入観は欲しくない、という人もいるかもしれませんが、作品を読んだ後に攻略本を見るのも、また霜月さんと自分の感じ方の相違などがわかって面白いです。
どっちにしてもやっぱりおすすめ。
わたし個人がおすすめをするなら、こちらから。
実はこの本はクリスティーにいくつかある「ミステリではない小説」のひとつで、その中でも傑作と言う評判の高い1冊です。
事件は何も起こりません。ある中年に差し掛かる美しく活発な女性が、旅の途中で足止めを食らい、することもなくふと自分の人生を振り返る。
立派な夫と子どもを持ち、社交的な上流階級の主婦として完璧だったはずの自分。
最初は楽しく邂逅していたのですが、そのうち、ふとこんな思いがよぎる。
本当に、わたしのやっていたことは正しかったのか。
周りは幸せだったのか。
”そう思ってたのは自分だけ”
誰にとっても、これに気づくほど怖い話ってないですよね。
日本でいえば、角田光代さん、山本文緒さんあたりが取り上げそうなテーマです。
その意味では、古今東西、人間の不完全さや愚かさは変わらないのだなという普遍性を感じさせてくれる。
なぜあえてミステリではないこれをおすすめするかというと、事件もトリックもない、ストーリーテリングの面白さだけでこれだけ引っ張っていけるぞという、作家・アガサの凄味が体感できるからなんです。
逆説的に言うと、ストーリーだけでもこれだけ惹きつけるアガサが「意外性」や「トリック」、「伏線」を張り巡らせて書いているミステリがどれだけすごいものなのか、読まなくてもわかるというくらいの本だから。いや、読むけど。
主人公は女性ですが、これは別に男性に置き換えても、十分ありうる話です。
家庭や職場での自分を省みると良いですよ(怖・・・)。
さらにおすすめといえば
今さら言うまでもないです。
アガサの、というより、ミステリ全体の最高傑作のひとつ。
読み終わったあとに呆然とした本はこれが初めてでした。
オチ(犯人)を忘れて、再読したいんですが、衝撃強すぎてさすがに忘れられない(笑)
まだ読んでない人が心底うらやましい!
そのほかにはおすすめするとすれば
などはベタベタの定番ですが、映画化や舞台化もされているこの4冊はやはりハズレません。
また、霜月蒼さんもアガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕 の中で絶賛している
も、超傑作。でもカーテンは「ポアロ最後の事件」なので、少しはポアロものを読んでから読んだほうがいいようです。
クリスティー作品は数が多いけれどどれもクオリティが高いので、読み始めると次々よみたくなる。
けっこうド「沼」にハマります。
年度末あわただしいですが、とりあえず今はまとめ買いしておこうと思います。
ちなみにわたし自身がまだ読んでなくて買おうと思っているのはこちら。
どれも評価が高く、大変楽しみです。
ところで、クリスティーはわりときちんとした家の生まれのはずですが、小説の中ではかなり切れ味鋭い言葉を使うんですよね。
登場人物に平気で
みたいなこと言わすし。毒蝮三太夫もビックリだよ。
読むうちにだんだん慣れてきますが・・・
アガサ・クリスティーはどうやってアガサ・クリスティーたりえたのか。
それもひとつのミステリです。
なので、こちら↓も読みたいかなと思っています。
ちなみにアガサ作品のkindle50%オフセールは、1年~2年に1度くらいあるみたい。
何しろ数が多いので、そろえるならこのときが狙い目ですね。
ハヤカワ文庫は表紙が綺麗なので、紙の書籍も捨てがたいんですが。
アガサ・クリスティーの執筆期間はおよそ1920年から1975年の間。
たとえば初期の名作は1926年の発表なのでもう100年近く前なんですよね。
これだけ昔の作家の本が、しかも多作なのにほとんど全巻、いつでも外国である日本の書店で入手できるということがそのまま、彼女のすごさを伝えています。
アガサの前にアガサなし、アガサの後に(まだ)アガサなし。
この不世出の作家にため息の出てしまうこの頃です。
読み始めたら確定申告間に合わないかも・・・