四万十市近辺は、意外とラーメンが美味しいです。
「意外もなにも、考えたこともねーよ」という声が聞こえそうですが、高知で食べ物と言えば基本は海の幸が多く、あんまり「ラーメン」のイメージはなくないですか。
好きなラーメンの店は何軒かあるのだけど、今日は中華そばkobiさんへ行く。
家からは車で約40分。
「ラーメンだけ」のために行くにはなかなかの距離感ですが、今週はこれから台風がやってきそうで、しばらく雨の予報。大雨だろうな~
ならば今のうちに、太陽の下をドライブして光合成しておこうと腰を上げました。
もう見慣れてしまったのでウッカリしていたけど、片道40分と言ってもただの田舎道ではない。四万十川沿いのとても景色のいい道なんでした。
ちらほらこんな景色を見ながら進む。車も少ないしね。
Kobiさんは2020年にできたばかりの中華そばのお店。
築70年の古民家を改装した店内は、すごく清潔感があっていいんだよな~
”古民家だからボロくて汚くてもいいよね”って開き直っているようなお店は苦手です。
「古い」と「汚い」は当たり前だけど全然違うよね。
Kobiさんはちゃんとしてるな~っていつも感心します。
綺麗好きで、上品な老婦人のお宅みたいな感じ。
さて注文は食券です。
◎ 中華そば(中太麺) 730円
◎ 中華そば(細麺) 730円
◎ かけそば(ネギのみ) 600円
◎ ざるそば(冷) 720円
◎ 釜玉そば 700円
◎ 替玉(一玉) 150円
◎ 替玉(半玉) 100円
◎ ご飯 100円
メニューは本当にシンプル。中華そばで勝負って感じがまた素敵。
いつも「中華そば+替玉半分」にしてます。オットは替玉1玉。
そうすると結構なボリュームなんですが、美味しいし上品な味だから全然いけちゃう。
店の周辺は、山と
田んぼしかない!!
こういうの見ると
とつい気になってしょうがなくなる体質になりました。
まぁ自分が住んでるのも田舎なんですけど、Kobiに来ると、また1ランク上の田舎に来た感じです。
田舎に来て知ったんですが、どんな田舎にも上には上がある。
日本のTOPオブ田舎ってどこなんだろ???
てなことを考えていたら、中華そばがきました。
具材はたまご、ねぎ、チャーシュー、そして季節の野菜。
イタドリについて説明しだすと面倒なんで省きますが、要するに野草です。
ちなみにこのイタドリ、四国にはたくさん自生しています。
「痛みを取る」ことからその名前が来ているとも言われており、栄養価の高い野草なんですよ。
シャキシャキしていて、高知に来るまでこんな食感の食べ物があるとは知らず、初めて食べたときにはなかなか衝撃でした。
料理上手な人が処理をすると本当に美味しいです。特に油いためとか。
とはいえ野草は野草。
「そんな道端の草は、高知の人間しか食わん」と、四国の他の3県から上から目線で言われているとか、いないとか。
結局イタドリについてほとんど説明しちゃいましたね。
替玉の器が可愛い。
ここの中華そばは、
Kobiで使う素材は出来るだけ身近にある逸品を使っています。
土佐清水産の宗田節、須崎産の煮干し、宇佐産の鰹節、四万十鶏、四万十豚、西土佐産の干し椎茸、季節ごとの野菜の数々…小豆島の生醤油、四万十町の山塩、麺は四国を飛び出て京都から送ってもらっています。
とお店のサイトに紹介がありますが、本当にだしが絶品!!!
全部飲み干しても、身体に悪い気が全然しない。
罪悪感のないラーメンって素晴らし。
麺もとぅるっとぅるで最高の食感です。なんかすごいこだわり感じる。
一応言っておくと、チャーシューとタマゴもすごく美味しいです。
Kobiさんは、ともかく「なんもかんも満点」なのです。
それにしては値段は安すぎるし・・・
都会にあったら、めちゃめちゃ大行列できそうなお店。
そんなところに、平日とはいえ、ゆったりと訪問できる幸せ。
しみじみ感じる瞬間です。
駐車場は、道路を挟んだ向かいに。
碧色が美しい四万十川の目の前に、ただざっくりと駐車場あります。
ここだけの話ではないですが、田舎って土地の使い方がぜいたくというか適当というか。
わたしはすぐ
と計算しだす(商学部出身)。
ちなみにKobiのすぐ近くには、観光名所の「岩間沈下橋」があります。
数ある沈下橋の中でも、何かとメディアに出てくるのはこの橋です。
ムード満点なので、旅行者の方ならぜひKobiとセットで訪問がおすすめです。
中華そば Kobi
〒787-1321 高知県四万十市西土佐岩間305-6
定休日 毎週火曜日・水曜日
臨時休業などは、Kobiさんのウェブサイトから確認してくださいね。
営業時間 11:00~13:30