<<我が家のリノベ>>
2017年/築70年程度(推定)の古民家購入
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2021~22年にかけてリノベ
(8~9割がた工務店に依頼、残りDIY)
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2022年末に入居
CONTENTS
前書き:田舎と浄化槽の実態
田舎ならではの必需品ともいえるのが、「合併浄化槽」です。
「合併浄化槽」とは、家庭の排水を綺麗にしてから側溝などに流すための、自宅に備える設備。つまり、「自家用下水道」とでも言いますか。
え、そんなの知らない?
そりゃあ、都会に住んでたら、そんなこと考えたこともないでしょう。
生まれたときから、下水道があるもんね。
どんな汚水も、流しちゃえば誰かが何とかしてくれるって思ってるんでしょう?
エ?何とか言ってみな?
だってね、下水道って、「あって当たり前」と思うかもしれませんが、実は都道府県によって、その普及率はかなりの差があるんですよ。
下水道普及率、たとえば東京は99.6%、一方、高知県は41.2%。
意外なことに、離島である沖縄(72.4%)より高知県のほうが低いんですねぇ。
なぜなら、下水道は「山が多いと作りづらい」から。
その証拠に、ものすごい山地に囲まれている徳島県に至っては、18.7%!!
高知県でも4割普及ならまあまあ、という感じもするかもしれませんが、それも実は平均値で、実際に普及しているのは高知市などが大半だったりする。
県内でもかなりの格差があるんです。
いやー、下水道とか、先進国の最低限のインフラではないの?
それくらい、国でなんとかならないの?
なぜ田舎住まいだけ、自腹で手配?
って、なんとなくこの件を考えると、キレ気味になるのはそのあたりが原因です。
とか言いつつ、わたしも都会にいるときは下水道って全世帯に必ずあるもんだと思ってましたっ!
田舎=浄化槽が<自腹で>ほぼ義務!その初期費用は?
と、前置きが長くなりましたが、まだ続きます。
つまり
田舎では現在新たに家を持つと、この合併浄化槽を自費で備えることがほぼ義務
です。
この浄化槽設置費用が、色々条件によって変わりますが、ざっくり言って70~100万円くらい。
暴動が起きないのが不思議です。
多くの自治体では、浄化槽の設置に3割くらいの補助金を出しているようですが、それでも7割自己負担って、結構な金額ですよね。
浄化槽は、維持費もかかる
ところで、一般的な合併浄化槽の仕組みを簡単に言うと、微生物の働きで汚水を分解し、浄化するということになります。
ただし、この微生物の働きをベストなものにするために、空気を送り込まなければならないので、そのブロアーという機械のために、電気代がかかります。
さらに、汚泥を排出したり、薬品を投入したりと、一定のメンテナンスも毎年必要。
その金額、つまり合併浄化槽の維持費は、年間6~7万円ほどらしい。
つまり、浄化槽って、設置するのも、維持するのも、かなりの費用負担なんです。
もちろん水道局に下水道代を払う必要はないですが、下水道代のほうが全然安上がりよ!
なんで田舎暮らしだけ、こんなに不利なのかなぁ。
エコロンシステムを導入したい!
ブツブツ言いつつも、まぁ合併浄化槽を作らなければならないのは、現時点では仕方ない。
しかし、「ずーっと電気を使っている」「薬品を投入する」という状況が、イマイチ好きになれないんですよね。
そこで、わたしたちが選んだのは、エコロンシステムです。
エコロンシステムは、福岡県にある会社が開発したシステム。
微生物の働きを利用した浄化槽システムであることは合併浄化槽と同じなのですが、専用のろ過材、特殊培養土を使用することによって、薬品や電気を一切使わずに、合併浄化槽と同じ働きを可能にしたシステムです。
引用:エコロンシステム
自然の力で、大地に返す。
その作業をシンプルに行うシステム。
と言っても、コンポストのように、人間が手間を加える必要はありません。
使っている感覚としては、下水道と全く同じです。
以前経営していたカフェでは、借りていた場所にたまたまこのエコロンシステムが導入されていたこともあって、その使い心地の良さはすでに十分体感していました。
自分たちの家を持つなら、エコロンにしたいね~とは、ずっとオットとは言っていたんですよね。
エコロンシステムのメリット
合併浄化槽と比較したときの、エコロンシステムのメリットは以下の通り。
上記にあるとおり、電気・薬品を使用しないため、維持費は全くかからないのも大きなメリットです。
まとめ、そして続く
いいことづくめのようなエコロンシステムですが、実は導入には(人によっては)かなり高い3つのハードルがあります。
<後編に続く>