古民家リノベ

<<田舎でリノベ>>11.無垢床(ヒノキ)は超おすすめ。その真価は夏にわかる!デメリットも合わせて解説

<<我が家のリノベ概要>>

2017年、築70年程度(推定)の古民家購入

2021~22年にかけてリノベ
(8~9割がた工務店に依頼、残りDIY)

2022年末に入居

なんだか異常な暑さと大雨の日が続きますね。

そんな中で、引きこもり生活の快適さを助けてくれている、ヒノキの無垢床の話。

床の話(地味…)は何度か書いているのですが、夏になって特にその良さを実感!

ヒノキを家づくりの部材に使うと、人間にとってのメリットも多いし、国産材もたくさん使われて日本の山にも良いしで、全体にいいことづくめ。

メリットのまとめと、デメリットも合わせてお伝えしますね。

CONTENTS

ヒノキ床のメリット

1.意外と安い

いきなり値段の話で申し訳ないですが、そもそも「ヒノキ」って、高いイメージがありませんか?

わたしはすごくありました。
「総ヒノキ造り」なんて聞いただけで、殿様に拝謁して頭を地面にすりつけたくなるような気分になります。ははぁ!!って感じ。

がしかし、実際にこの「ヒノキの産地」である四万十市でヒノキの床を施工してもらったら、すごく手頃な価格でした。

節のある材を使ってもらっているので、その点も、価格が抑えられた要因かもしれません。

節があっても問題なし。


国産材が高価だ、とされるのは、木が伐採されてから工務店に届く間に、市場や問屋、その他色んな中間業者が挟まれることが大きな原因の1つです。

だから地産地消であれば、そういった中間マージンが必要最小限に減らせて、かなり手頃に仕入れてもらえるんですね。

我が家の場合は、どこの製材所から来ているというところまでわかっているので、とても安心感があります。

住まう地域が木材の産地であれば、その地域で入手しやすい国産材をどんどん使うと、快適な上に安い!と家づくりが可能になるのではないかと思います。

2.湿度コントロールしてくれる

この季節、ヒノキの調湿力パワーが全開です。

無垢の木は製材されても生きていて、湿気を吸ったり吐いたりして、適度な状態に保つらしい。

中でも、ヒノキはその調湿力が強い樹種なんですって。

我が家では、真夏の室内は何もしなければ湿度が75%~80%。
さすがにこれでは不快なのでエアコンをつけます。

ただ、エアコンはごく緩め(設定27度、微風)。
これで湿度が70%前後になれば、もう問題ないです。

一般的には70%ってちょっと高いような気もするのですが、体感的にはなぜか快適なんですよね。

もっと湿度を下げたければエアコンを強めればよいと思いますが、そうすると涼しくなりすぎてしまうし、体感重視でいいのかなと。

ヒノキのおかげで、エアコンを強めて湿度を大きく変動させる必要がないので、体に優しいのかなと思ったりしています。

3.最強の足ざわり!

あっつくなってきて、ようやくこの良さがわかってきました!!


足ざわり~!


この季節は裸足で歩いていますが、床はさらっさらで恐ろしく快適!

正直、これまで住んできた、いくつかの借家の合板フローリングとは全く別物。
借家、すまん。

ヒノキの無垢床はヒンヤリ(といっても冷たすぎるわけではない)しているので、裸足の足裏を床につけているだけで、ちょっと涼むことができる。

無垢床の足ざわりってこんなにいいんだな、と知ってビックリしかない。

ちなみに、同じ木材なのに冬は暖かく感じるという不思議。

ヒノキは特に柔らかい樹種なので、歩くのも、ごろごろ転がっちゃうのも、気持ちがいい。床の上にそのまま寝ても、なんか眠れてしまいそうです。

4.香りの良さ

ヒノキといえば、やっぱり香りです。

その効果には

  • 抗菌効果
  • 防虫効果
  • 消臭効果
  • リラックス効果

があるのだとか。
なんか、欲しいものが全部入り。

住んでから実際にわかるのですが、

  • 空気清浄機がいらない
  • 料理しても匂いが充満しない
  • 虫がそれほど出ない
  • 玄関を開けるとすぐにヒノキの香りがして落ち着く

など、確かに、ヒノキの恩恵だ!と思うようなことがたくさんあります。

自然の全館空調みたいなものですね。

5.1000年経っても強度が変わらない

ふつう、木材は伐採されるとそこから強度が下がっていくのですが、ヒノキの場合は、なぜか伐採後から強度が上がり始め、200年後に最強になるとか。

で、そこをピークに弱くなっていくのですが、元の強度に戻るまでに1000年かかるそう。

イメージにするとこんな感じでしょうか。

まぁ、なのでヒノキ床は、少なくともわたしたちが生きている間は大丈夫だと思います(笑)

新築で建てる方は、ぜひヒノキを構造材にもばんばん使ってくれるところで建てると、法隆寺みたいに1300年しっかり持つかもしれませんよ。

ちなみに我が家の構造材は梁がマツ、柱がヒノキです。

ヒノキ床のデメリット

ヒノキ床を褒めすぎましたので、一応デメリットと思われることも書きます。

1.柔らかいので傷つきやすい

手触りが柔らかいのはヒノキのメリットである一方、傷つきやすいのは確かです。

気づいたら、こんな感じでちょいちょい傷が…

ただし、無垢床の場合は、蒸気を当てるとか、薄く削るとかで補修が可能です。
実際は、あまり気にならないので放置していますが。

絶対、傷つくのはやだな!と思う方や、小さいお子さんがいて暴れそう、という場合などは、固い樹種を選ばれたほうがよいかもしれません。

2.水がかかるとシミになる

ヒノキ自体は水に強い樹種と言われているんですが、無垢のまま水をかけるとシミにはなってしまいます。

特に水回りに使う場合は、なるべく水を飛ばさないよう注意すること、水が飛んだらすぐふき取ること、あるいはあらかじめワックスを塗るなど、メンテナンスが必要になってきますね。

我が家では主に体に優しい「いろは」シリーズのワックスをかけています。

3.香りが合わないこともある

ヒノキの香りの良さや効能は大きなメリットなんですが、人によっては合わない場合もあるとか。

特に外国人(欧米)の方の場合、ヒノキの香りに対して「オーマイガー!」ってなるケースもままあるらしい。

ヒノキは日本と台湾にしか生息しない木。
日本人にとってはすごくなじみがありますが、意外と世界ではマイノリティなのかも?

念のため注意が必要です。

そのほか、「冬になると乾燥して多少スキマができる」「床暖房が使えない」などもありますので、気になる方はよくシミュレーションしてみることが大事です。

まとめ

床材は面積が大きいので、何を選ぶかというのは生活全体のクオリティに(思ったよりもかなり)大きく影響します。

樹種は好みがあると思うのでヒノキをごり押しするわけではないのですが(ここまで言って笑)、ご参考になれば幸いです。