思考

<<脱却>>引っ越し地獄からの、断捨離を開始(洋服編)

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引っ越しの悪夢

移住してから6年、今回の引っ越しは悪夢でした。地獄でした。

というか、引っ越しから1か月、まだ完全には片付け終わってない(マジか)。

移住してからフリーランスになり、林業やったりカフェをやったりして、荷物が増えがちというのはまあ、仕方ない。

けど、それとは直接関係ないモノまで、なんだか増えている!

その理由のひとつには、「田舎の家が広いので、つい保管してしまう」ということがあります。

わたしたちが住んでいた都会のマンションはせいぜい60㎡弱でした。

家賃を㎡で割って・・・という計算をついしてしまうと、「不要なものに家賃は払えん!」といった感じで、かなりモノを厳選できていたんです。

しかし、田舎の家には、「使ってない和室」という名の万能荷物置きや、「納屋」という名のブラックホールが必ずあります。もうあらゆるものが吸い込まれていく。

そんなところに6年も住んでの、今回の引っ越し。

荷物を段ボールに詰めても詰めても終わらない・・・
あとからあとからモノが出てくる・・・

ほんと、吐きそう(?)になりました。

次の引っ越しのときはさらに歳を重ねており、心身が弱っているでしょう。

もしこのまま荷物が多いと、次は「引っ越しのストレスが原因で、高齢の女性が亡くなりました」というニュースになりかねません。

気力があるうちに、改めてモノを減らすことにしました。

片付けに対する「思考停止」のリスク

家にいったんモノが入ってくると、「おまけでもらった小皿ひとつ」でも、不要かどうかの判断がつかなくなるんですね。

「いつか使うかも」
「何かに使えるかも」

なんていうありがちな考え方はまだ論理的なほうで、それすら面倒になってくると

「捨てることはない」
「とりあえず置いておく」

という、もうただの情緒に丸投げ。

こういう完全な思考停止になってしまうと、もう救いようがありません。

でも、家が広いと、こういう考え方がありがちなんです。
とりあえず取っておく、のは、一番リスクがなく、頭を使わなくてラクだから。

わたしもこの6年、もうほぼこの考え方になっていました。

しかし、「とりあえず取っておけば、リスクがない」と思っていたのは大いなる誤解だったのです。

荷物が増えたことで、わたしは人生の大半を「ここにあるはずの何かを探している」ことに費やすようになっていました。
いやそんな若き日の沢木耕太郎みたいな話じゃなくて、本当にただのlooking for。

また、小さなものは探すより買ったほうが早い、というズボラさが招いた結果として、引っ越し時には家から大量のペンや付箋、ねじ、封筒、メモ帳、延長コードなどが発掘され、もうちょっとした東急ハンズ状態。

「なんでも捨てない」思考は、引き換えに時間とお金を捨てている可能性があるんだということを痛切に実感・・・

異次元の断捨離を開始

これまでの人生でも、もちろん機会を見ては断捨離はしてきたものの、それはあくまで

「明らかな不用品を捨てる」

というレベルでした。

しかし、上記に書いたように「明らかな不用品」であるかどうかを判断するのは意外と難しいし、その理屈で行くと、処分できるのはせいぜい5%か1割。
今のわたしには、それでは正直ほとんど効果がない。焼け石に水。

ならば、

「明らかに必要なものだけを残す」

と考えることにしました。
すると、8割くらいのものは処分対象に見えてきた!残念すぎる。。。

もし、「明らかに必要なもの」の判断が難しかったら、「1年間の海外赴任に持っていくとしたら」と考えてみるのもわかりやすいかもしれません。

「これは日本に置いていくかな」と思ったものは、自分にとっての不用品と考えてよいのではないでしょうか。

モノの具体的な処分方法~洋服編~

モノといってもいろいろあるのですが、まず今日は洋服に絞って具体的な処分方法を考えてみたいと思います。

まずはこちらを読んで、モチベーションを高める。

1.ネット宅配買取の利用

ミドル~ハイブランド(ほとんどないけど)の服については、こちらブランディア を利用しています。

とにかく、自宅に無料で引き取りに来てくれるのが便利。査定に納得いかなければそれも無料で返却してくれるので、安心して出すことができます。
まぁ、でもそれも面倒で、結局まぁいいかで売っちゃうことが多いけど。

2.リサイクルショップ(実店舗)で売る

ブランドというほどのこともないような服は、もっと気軽なお店に持ち込みます。
うちの近くには2種類のリサイクルショップがあります。何度か通ってみて、何となく傾向がわかりました。

  • A店は、査定厳しめで、買い取り不可と言われることも多々あるが、引き取ってくれるものはそれなりの価格になる
  • B店は、ほぼノー査定だけど、価格は安め。でも最悪どんな服でも「1キロ10円」とかで引き取ってくれる

なので、まずはすべてA店へもっていき、残ったものをB店に持っていきます。
査定が厳しめということはそれだけ商品に対する知識があるということなので、きちんと評価してもらいたい服は、A店のほうがいいです。

一方で、四万十市は普通ゴミの回収が有料なので、B店みたいなお店もありがたい存在です。

3.リサイクルボックスに入れる

たとえばユニクロは、自社製品を回収するリサイクルボックスを店舗に置いてますので、古いインナーなどはそちらに持っていきます。

ほかのお店や、自治体でこうしたことを行っているところもありますので、それもいいですね。

4.普通に捨てる

なんだかんだ言っても、これが一番「王道」かもしれません。

「あー、ゴミを買って、またゴミを出すのにもお金かけてる」

と自分のアホさを反省するのによい機会にもなります。ゴミが有料なのも、悪いことではありません。

洋服の処分でわたしがやらないこと

「一般的な洋服の処分方法だけど、わたしはやらない」方法は以下の2つです。

1.フリマサイトで売る

これができると一番お金にはなりますし、やってみたことはあるのですが、洋服は、サイズを計測するのが面倒なうえ、トラブルになりやすいので出さないことにしました。

一番重要なのは、「時間」のほうです。

2.人にあげる

だって、99%の確率で迷惑だからさ!!

まとめ:現在進行形ですが、効果見えてきた

今までのところ、約3割の服が減らせました。
で、毎日の服選びに何の支障もありません。なんか複雑な気分・・・

そして、手持ちの服が減ると、すぐに変化することが2つ。

  • 服を丁寧に扱うようになる
  • 服が一覧できて、今まで気づかなかった組み合わせを発見する

これは、「服が少ないから」なんですよね。

断捨離については、今後も経過と効果をご報告したいと思います。