こんにちは、ななみです。
先日、こんな愛媛のはしっこまで行ってきました。
愛媛県宇和郡伊方町。
たいていの人はよく知らないと思う。
そもそも「原発の町」って日本全国にいくつかあるけど、あまりわざわざ訪ねたことがない。
期待せず寄ってみたら、かなり楽しんでしまったので、レポートします!
CONTENTS
伊方町にあったもの ① よんでん伊方ビジターズハウス
よんでん(四国電力)伊方ビジターズハウス。とてもきれいな建物です。
展望台からは、海と原発!おお。
原発の操作室のモックアップや・・・
原発は安全ですよー。という説明。
様々な案内。
原発内部の様子をおしゃれにした感じ?
社会科見学ぽくていいのですが、いかんせん「原発肯定」の話ばかりです。(当たり前だけど)
「原発はクリーンですよ!CO2出しませんよ!現在、発電の1割しかない原子力発電をもっと増やしましょう!」
というのですが、「1割節電すればよくね?」と思ってしまう感じ。
わたしのこの考え方は、この本の影響を受けています。
著者の木村さんは元東京電力福島第一原発エンジニア。東電をやめ、高知の土佐清水で「オフグリッド」(電力会社の電気を使わず、自給できる範囲で暮らす)生活を実践しているひとです。
原発肯定気分にはなれませんでしたが、「考える機会」を持つにはいい場所でした。
伊方町にあったもの ② 四国最西端 佐田岬
改めて「原発はいらないな」と思ったところで、次は四国最西端の佐田岬を目指します。
佐田岬までは国道を延々と走り・・・
駐車場に停めたら、それから片道1.8kmを歩きます。
この日、7月21日は最高気温35度くらいで、熱中死しそう。なにもこんな日に行かなくてもよかった。アホでした。
向い側は九州で、フェリーの就航もあるようです。
でも「最〇端」って聞くとウズウズしちゃうアホひとがわたしだけではなかったみたいで、この日も結構たくさんの人がここに行ったり来たりしてました。
しかし絶景です。
佐田岬灯台は近すぎて写真が撮れなかったので、パンフから拝借してます。
伊方町にあったもの ③ しらす食堂
しらすは伊方町の名物らしい。
この半島の真ん中あたりに、その名も「しらす食堂」という場所があります。
といっても国道からはわりと離れたへんぴなところにあるのだけど、ともかく「生しらす」に惹かれてGO!
名前の通り、しらすを加工する会社がやっている、しらすパークと呼ばれる一帯にあるお店。お土産屋さんも併設されてて、しらす加工物(佃煮とか)のほか、海鮮ものが買えます。
メニューはしらすの丼と、かきあげなどがセットになった定食とがあります。
わたしは釜揚げしらすと、生しらすの2色(どっちも白じゃん)丼にしました。(1000円)
何回しらすって書かせるんだ
しらすばっかりで飽きないかな~と思ったんですが、これが意外とそうでもなく、最後まで美味しく頂けます。
釜揚げの方は特製のタレ、生のほうはぽん酢をかけるのが、味に変化があっていいのかも。
店内に昔の素潜り漁の写真展示。あらっなんかステキ。
素朴で美味しいごはん、おすすめです。
伊方町にあったもの ④ 亀ケ池温泉
そして意外にもこの半島には温泉までありました。
「亀ヶ池温泉」です。
町の施設なので、おとなひとり600円とリーズナブル!
露天風呂、薬湯、陶器風呂、サウナ2種、水風呂、気泡湯など、かなり充実していました。さすがに風呂の写真は撮れないので、ホームページから見てください。
ちなみにロッカールーム。改装したばかりでとても快適でした。お風呂も全体にすごくきれい!
四国はそれほど温泉が多くないので、貴重な場所発見。
海からの風が吹き渡り、露天風呂が気持ちいい。
わたしは立ち寄り湯が大好きで、あるとつい寄ってしまうのですが、ここは「きれい度」と「内容充実度」でかなり高得点です。お風呂から出たらいろんなミカンジュースなども買えます。
かなりおススメです!空いてるし!
さらにここは簡易宿泊施設もあるらしく、2名で5000円という安さ。うーん、泊まる用事があるかどうか微妙だけど、魅力はありますね。
まとめ:思い込みで避けるのはもったいない
原発の町、っていうだけで、「特に観光すべきところもない」ってイメージになりがち。まぁ確かにそんなにすごいスポットがあるわけではないけど、丁寧に訪ねると、
- 海がきれい
- 食べ物が美味しい
- 景色がきれい
- 人が優しい(食堂も温泉も、スタッフさんの感じがめちゃめちゃいい)
- 温泉が気持ちいい
というなんだかとってもいいところでした。
当たり前ですが、原発はあとからできたもので、もともとの町とは関係ないですもんね。
思い込みで訪ねないのはもったいない!と思った日でした。
日本はこんな場所で溢れているのかもしれませんね。