こんにちは、ななみです。
個人事業主としての確定申告も3年目になり、初年度から導入しているマネーフォワードクラウド確定申告にも、だいぶ慣れてきました!
そして今年度から、e-taxにチャレンジすることにしました。
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e-taxとは?
「e-tax」とは、国税に関する各種の手続について、インターネット等を利用して電子的に手続が行えるシステムです。
所得税だけではなく各種税金に関わる申告・納税・申請・届け出などができるシステム。
個人事業主の開業届などもできるとのことで、もうだんだん税務署に行くことがなくなりそうですね。
e-taxのメリット
e-taxのメリットは、主に以下の4つ。
1.自宅から確定申告が完了できる
インターネット送信なので当然ですが、家から一歩も出ずに確定申告完了!
色々病気の流行る季節でもありますし、ていうか、寒いし。
ありがたいです。
2.添付書類が省略可能
確定申告というと、保険料控除等色んな証明書をずらずら付けるのが当たり前でしたが、これは出さなくてよくなります(ただし証明書は手元に5年間保管する必要あり)。
これも地味に嬉しいな。
3.青色申告者は控除額が10万円アップ
なんといってもこれが一番大きいです。
2020年(令和2年)分の確定申告以降、青色申告特別控除額が65万円→55万円に減額されます。でもe-Taxで青色申告の手続きを行えば、この特別控除額は変わらず65万円のまま。
ちなみに、2020年の確定申告から基礎控除の金額は38万円→48万円に増額されます。
つまりe-taxにしなくても控除額は±ゼロなんですけど、e-taxにすれば、正味10万円分の控除額アップになるわけですよね。
4.税金の還付が早い
これまでのように税務署に書類を提出すると税金の還付までには1か月以上かかりましたが、e-taxを利用すると、2~3週間で還付されるそうです。
ちなみに今年度のわたしの場合は、2/6にe-taxで申請完了して、2/20が還付予定日と知らされました。
早く終わるほうが気分がいい、というくらいのことですが・・・
この税制の優遇は来年度からなので、e-taxにするのは来年度からでもいいと思います。
e-taxを利用するための事前準備
さて、e-taxを利用するためには、
- マイナンバーカードと、カードリーダーを準備する
- 税務署に出向いて、IDとパスワードを発行してもらう
のいずれかの事前準備が必要です。
わたしはマイナンバーカードは持っているのですけど、「カードリーダー」を持っていません。
カードリーダーとは、パソコンに接続して、マイナンバーカードを読み取り送信するための機械です。買うならこれかな。
買ったところで大した金額でもないんですが(2,000~3,000円とか)、年に1回、確定申告のためにモノを増やしたくないんですよね~
というわけで、IDとパスワードを税務署で発行してもらうことにしました。
IDとパスワードの発行には身分証明書があれば良くて、10分もかからずに手続きは完了です。
ただ、国としてはマイナンバーカードによる申告を推進したいはずなので、いずれは強制的にマイナンバーカードとカードリーダーを利用させられるような気がしますね。
MFクラウド確定申告からのe-tax、その落とし穴・・・
さて、マネーフォワードクラウド確定申告で作っていたデータなんですが、いざ、国税庁のe-taxのサイトで取り込もうとしたら、なんだかよく方法がわからない。
マネーフォワードクラウド確定申告のヘルプで見てみると、
当サービスからのデータエクスポートにより、e-Taxソフトのインストール型での確定申告に対応しております。
Web版のe-Taxには対応がございませんのでご注意ください。
えぇっ!!(驚)
クラウド会計ソフトなのに、Web版に対応してないんだ・・・
(;´・ω・)
e-Taxソフトをインストールしなければならないらしい。
というわけで、国税庁のe-taxソフトダウンロードコーナーからダウンロードしてみました。
しかし、これが、めちゃめちゃ使いづらい、わかりづらい、見た目も悪い、と、ホメるところがありません。
全くやる気が起きないというか、ものすごくモチベーションダウン!!
国税庁のWeb版e-taxサイトはとても使いやすいと評判なのに、なんだこれは。
というわけで、仕方なく、マネーフォワードクラウド確定申告でデータを入力して出てきた数値を、e-taxサイトへ転記することにしました。
わたしの確定申告がそれほどややこしいものではないのでこれで良かったですが、クラウド会計ソフト&e-taxという、一番デジタルな方法を選んでいるはずなのに、最後が手動で転記て。いちばんアナログになってる。
早く、マネーフォワードクラウド確定申告がWeb版のe-Taxに対応してくれることを希望します!
まとめ
正直、「新しいことって面倒くさい」ですよね(笑)
しかし調べてみるとe-taxにはメリットが多いし、何より逆らったところで、時代的にどんどんこういう方向へ行くはずです。
いずれやらねばならないなら、少しでも若いうちにやっておきたいですということで、今年デビューしておいて、とりあえず良かったです。