こんにちは、ななみです。
突然ですが、四万十市って広いんです。
面積が632.4kmあります。
どれくらいかというと、大阪府全体(1,899km)の1/3くらい。
なのでちょっと奥に入ると、秘境みたいなとこが結構あります。
先日、四万十市の中でも人気の秘境、黒尊(くろそん)村にある「森のコテージ」さんに行ってきました。
ちなみに黒尊は、「川が美しい」「紅葉の名所」として地元でも、地元外の人からも、人気のエリアです。
ちなみに紅葉の時期はこんな感じに。
秘境とはいっても、四万十市の中心、中村からわずか1時間くらいではあるのですが、その1時間でガラリ変わるんですね。
紅葉の名所である黒尊渓谷まで行くまでに、こんな景色が広がります。
そしてひときわステキな建物が。
看板は控えめすぎてちょっとわからないかも・・・?(笑)
「森のコテージ」さんは、地元でずっと暮らしてきたご夫婦が始めた、1棟貸しのコテージです。
コテージの建物は、大工さんの手を借りつつ、ご主人も手伝って建てたもの。
お隣にあるご自宅のほうは、ほとんどご主人がセルフビルドで5年かけて作ったというからビックリです。
さて、クルマをお庭に止めて、コテージの入口へご案内頂きます。
中に入ると、まずガラス張りのテラスになっています。
4月はまだ薪ストーブが活躍中。こちらはデンマーク製だそうです。
シンプルでスタイリッシュでした・・・!
一段上がると、こたつとソファのある、気持ち良いリビング。
奥にひとつベッド(ダブル)が見えますね。
奥には、とても使いやすくて広いキッチンがあります(半分しか映ってません)。
ビルトイン食洗機があって嬉しい・・・!!!
屋根裏風の2階にはシングルベッドが2つ。
外にはテラス。
写真にはありませんが、広くて近代的なお風呂と洗面所、トイレ。
5人まで泊まれるコテージ内は広々していて、2人ではもったいない!
そして快適な場所ばかりで、どこにいればいいのか悩む(笑)
でもやっぱりこの室内テラスで、薪ストーブに当たりながら本を読むのが至福の時間でした。
こちらはもともと屋外テラスだったのですが、人が集まるようになり、夏も冬も快適に過ごせるよううに・・・と、屋根をつけたり、ガラスを入れたり。
(わたしたちの借りているカフェの場所も、そんな感じでできた建物です。家主さんと趣向が似ています 笑)
デンマーク製のストーブ、すごい熱量です!
目の前には満開の桜。
森のコテージさんは山小屋風の建物ですが、中はとてもしっかりしていて、気密性も高いです。
床暖房と薪ストーブとで、寒さを感じることは全くありませんでした。
さらにエアコンもあるので(使いませんでしたが)、真冬、真夏でも快適に過ごせると思います。
さてのんびりしていたらあっという間に夕方になってきました。
こちらは夕食の提供はなく、すべて自炊になります。
キッチンがしっかりしているので、なんでもできます。
でもせっかくテラスにバーベキューコンロがセットしてあるので、ここはバーベキューしかない!(炭はなんと無料)
何の芸もありません(笑)が、炭火効果で最高です。
徐々に外が暗くなるとますます良い雰囲気に。
桜はライトアップされました。綺麗すぎる・・・ッ
ご主人のご趣味でたくさん置いてあるアルコールランプの光が優しく、静かに時間が過ぎていきました。
ここに来ると、「何もしないでぼんやりするだけ」って言う人がとても多いそうです。
わたしたちも、生産性ゼロだったなぁ・・・
これって最高に幸せな時間ですね。
はじめは「自宅から40分の距離に泊まるなんて、贅沢だし、つまんなくね?」と思ったのですが、それは大きな誤解で。
良いところは、良いんです。
よくわかりました。
それに、移動の時間が短いから疲れないし、交通費もかからず(ガソリン代のみ)、意外に贅沢どころか節約だったかも。
屋根裏風の2階でゆっくり休みました(寝具がトゥルースリーパー)。
朝食は提供をお願いできるので(+¥1,000)、またテラスで頂きました。
ご主人の作る鮎の干物をはじめとして、全部美味しかった~!!
朝は早い時間から薪を入れて下さっていました。
春は、桜と新緑。
夏は、清流で川遊び。
秋は、紅葉。
冬は、雪景色。
と、1年中いつ来ても素晴らしい場所の黒尊です。
そしてステキな宿にはたいていステキなご夫婦がいるものですが、こちらも定説にたがわず、優しくてダンディなご主人と、明るくて楽しい奥さまがおられて、素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。
ぜひお訪ねください。
四万十・黒尊の小さな宿
森のコテージ
〒787-1326
高知県四万十市西土佐奥屋内1071-4
TEL.0880-56-1229
morikote@mb.gallery.ne.jp