こんにちは、ななみです。
今週は「在宅フリーランス」で、レポートをまとめたり、超カンタンな翻訳をしたり、依頼に従って文章を書いたりしてます。
「プログラミング」とか「デザイン」とか言いたいところですが・・・
現実は、特にクリエイティブでもなく、むしろ地を這うような感じの仕事。
隣に洗ってない食器があったり、生活感に満たされています(笑)
会社員時代にとても憧れていた在宅フリーランスという働きかた。
やってみたら、思った通りのことも、意外なこともあります。
在宅フリーランスという働きかたを目指す人に、お伝えしたいことをまとめました。
CONTENTS
在宅フリーランスのメリット
まず、期待していたとおりの「いいこと」も多いんですよ。在宅フリーランス。
- 通勤がない
- ムダな会議がない
- 電話がかかってこない
- 近くの同僚と雑談とかしない
- 集中できる
- 気分転換に家事ができて一石二鳥
通勤や会議がないのは言うまでもなく。
上司に絡まれるとか、同僚とついグダグダするとか、いらん電話がかかってくるとか、そういうのがすべてないのもいいですね。
それに、仕事の合間に洗濯できたりします!!
これがけっこうよくて、気分転換しながら、家事が終わるという一石二鳥。
晴れた日は洗濯物を干すだけでレジャー化するし。
在宅フリーランスのデメリット
いっぽうで在宅フリーランスにはデメリットもあって
- 孤独になりがち
- わからないことがあっても誰にも聞けない
- いろいろ誘惑もある(SNS、テレビ、本、おやつ、寝てしまう、etc)
- 仕事中に別のことが気になる(あ、あそこ掃除したい・・・)
といった具合。メリットの裏返しなことも多い。
わたしの場合、クライアントとのやりとりはほぼメールやメッセンジャーなので、電話すらほぼありません。
孤独!孤独!!孤独!!!
わからないことは全部グーグルに訊くしかない。サンキュー、グーグル。
それになにより、想定外だったのは誘惑を自制することの大変さ。
いや、いい歳をして何言ってんだ!つべこべ言わず自制しろ!という感じですが。
自慢ではありませんが、わたしは会社にいたときですら、自制心に欠けていたんです。
誰の監視もない中で、そんな性善的に動くはずありません。
スキを見ては、仕事と関係ないことに気持ちが移っていきます。
自由である代わりに、すべてが自己責任。
問題が起こったときの対処も自分、
誘惑と闘うのも自分、
いくら稼ぐか決めるのも自分、・・・
自分、自分、自分、で息が詰まるなァというときも。
会社員って縛りが多いですけど、それがラクなときも、正直あるんですよね。
在宅フリーランス、田舎の特殊事情
ついでに言うと、在宅フリーランスも「都会」か「田舎」かで少し違う。
都会なら、フリーランスも多いし、それに一歩外へ出ればとりあえず人もたくさんいるし、孤立感はそれほど感じないのではないかと思うのですが、田舎で在宅フリーランスだけをやっていると、ふと気づけば
山の中でポツン
みたいなことになったりします(心身ともに)。
それも清々しいものですが、ふと、
「世界はわたしと関係なく回ってる」
といった、ちょっと置き去りにされた気持ちに陥ることもあります。
あと、「気分転換にスタバへ」行けません。
スタバまで片道100km以上あります。1日終わるわ。
田舎の場合は、どんなモヤモヤも、家の中や自然の中で解消しなければなりません。
あと、田舎では在宅フリーランスという仕事の認知が低いこともあり、あまり家にばかりいると「仕事してない不思議な人」と思われてしまうこともあります。
まぁこれは、きちんと明るく挨拶とかしていればいいことではあります。
デジタルとアナログの仕事が相互に良い影響をもたらす
そういう、デジタルで孤独な在宅フリーランスの仕事が行き詰ったときに救いになるのが、アナログな現場。
わたしでいうと、カフェの仕事。
そこはもうインターネットもパソコンも関係ない、めっちゃアナログの世界です。
人と人とが、顔を突き合わせて何かを差出し、受け取る空間。
在庫を持たず、パソコン一台で好きな時に進行できるデジタルの仕事のほうが効率がいいし、正直稼ぎもいいのは確かです。
でもそうですね、なぜか「全部デジタルの仕事で効率よく生きたい」とは思っていません。
やっぱり人生で一番おもしろいのは「人間」であって、それもFace to faceでなければ。
とはいえ、アナログの仕事は、負荷が大きい割には利益にならないのも現実!!
「霞を食べて生きる」わけにもいかないしなぁというリアル。
サイフとココロのバランスはいつも難しい。
まとめ ~これから在宅フリーになりたい人に
在宅フリーランスはとても魅力的な働きかたのひとつで、特に「お子さんが小さい」とか、「通勤が負担」という人にとってはもってこいです。
ただ、メリット・デメリットがはっきりしています。
わたしの場合、在宅フリーランス(しかも田舎)だけでは、ちょっと精神的にツラかったかもしれません。
ときどき「カフェ」という、ある意味でアナログで人間臭い仕事が、ちょうどいい刺激になっていて生活全体を快くしてくれています。
スイカに塩をかける感じですかね・・・
なので、「人と接したくないから在宅フリーランスしたい」という人以外は、フリーになっても何かしら社会的な接点を得られるようにしておくほうがいいと思います。
ちなみに、わたし自身は今の仕事の内容ややり方が、最終形だとは思っていません。
フリーをやって初めて見えてきたこともたくさんあり、この先につなげたいこともあります。
が、そのためには日々やっている目の前のことをひとつずつ丁寧にクリアしていくことが大事だなと改めて感じています。