仕事について

サードプレイス~みんなを大事に、ひとりを大事に、の難しさ

うちの店では、おひとりさま大歓迎です。

ただ、うちの店のレイアウトはこんな感じで

そう、長いテーブルに向い合わせで8席、もうひとつ短めのテーブルに向い合せで4席の合計12席。

おひとりで座ってもらって全然構わないのですが、両隣がグループのお客さまだと、ちょっと居ずまいが悪いかもしれません。

 

そもそも、カフェというサードプレイスは、

本来のサードプレイスというのは、複数の人間が交差する場所。

いっぽう、日本のスタバからイメージされるサードプレイスは、人間集団から一時的に離れて一休みするためとか、一人で集中して仕事をするための場所。

の両方の意味を持ちます。

狭いように見える田舎でも、案外ずっと会わない人とかはいるもので、そういう人とたまたまうちの店でバッタリ!

「久しぶり~」「どうしてた?」「こちらはお友だち?」なんて交流が広がっているのを見ると、なんだかとても嬉しい感じがします。

ただいっぽうで、フラっと来た旅のお客さま、特におひとりさまにとっては、混み具合にもよりますが、ひとりの時間に没頭するという状態にはなりにくいレイアウトかもしれない。

お店がもっと広ければ、ゾーンで分けることもできるのですが、ふたりで取りまわすには、今のお店のサイズが限界。

そう、つまりサードプレイスの両方の意味を遂行するのは、小さな珈琲店にとってはなかなか難しいんですね。

すべてが理想通りにはいかないのが現実。それでも基本はおひとりさま大歓迎ですから、ひとりの時間を楽しみに来てくれたら嬉しいです。

ま、ひとりでカフェに行くのが、好きなだけなんですけど(わたしが)。