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【四万十市情報】「人生の楽園」のリアル ~ ペンションBeeさんへ行ってきた

四万十市の名物ペンション Beeさんへ

秋から冬にかけては、お休みもほとんどなく、朝早くから夕方まで山にこもりきりだったオットも、ようやく一息。

というわけで、ちょっとレジャーに出かけました。

四万十市の海沿い、このあたり↓・・・ってうちからはクルマで30分程度。

ここに、「名鹿」(なしし)という場所があります。

どんなところかというと、ひたすら白砂の浜が続く場所。
町から20分程度のエリアにも関わらず、真夏以外、人はとても少ないんです。

周囲にお店らしいお店は一軒もありません。

そこへ忽然とそびえているのが、「ペンションBee」さん。

欧州風というのでしょうか。
外観からして、本当に素敵な建物です。

ところでこちら、じゃらんの評価は、驚愕の「全項目5.0」。

どんなにいい宿でも、全部満点なんてありえん!!!
どーなってんだ!

しかもわたしたちも好きなあの「人生の楽園」にも出られたというし。

いろいろ、気になって仕方ない場所でした。

家から30分のところに泊まるというのは勇気がいるのでなかなか来られなかったのですが、やっと意を決してきました。

ちなみに【1日1組、大人2名のみ】というお宿です。

ペンションBeeの内装

中に入ると、すべてが木に包まれたしつらえ。
1階はリビングで、食事をしたりするエリア。

(なぜか2階からばかり撮影)

この広いテーブルで食事を頂きます。

2階が寝室になります。2階の寝室は2種類あり、ダブルのお部屋と

ツインのお部屋。好きなほうを選べます。

うちはせっかくなので、オーナー奥さま推し(?)のダブルのほうにしてみました。

でこのあたりの写真ですでに「あれ?」という感じを受けると思いますが、そう、自称「ヨーロッパかぶれ」とおっしゃる奥さまの趣味が徹底しているのがこのお宿。

かぶれ、なんて言いながらも、調度品はどれもとても素敵だし、ひとつひとつ丁寧に選んでいるのが伝わってくる。


縫い物もお好きで、ランプシェードは手作りだとか。

写真を忘れましたが、ウォッシャブルの着物をローブ風に奥さまがアレンジした寝間着を貸してくれます。手仕事がお好きなんですね。

随所にかわいいものが散りばめられ・・・

洗面所や化粧室もこのとおり。

1か所たりとも手抜きがない。
ここなんてお茶が飲めそうですよ!(トイレだけど)

読書室のようにくつろげる部屋もあります。
ここも良い感じでした。いい小説書けそう。(書かない)

特筆は、この2階のオープンリビングスペース。

この↑ソファからの眺めが
こうなる↓

海、一望!

最高じゃないですか?

ベランダにも席があり、

ずっとぼんやりできる、ぜいたくな時間・・・

そして特筆すべき場所はもうひとつ。
なんと露天風呂があります。温泉ではないけれど、気持ちいいですよね。

唖然とするような場所です。

船で使われていたという灯り。

緑がたっぷり。

ここが風呂だとは思えないですよね~

外国の街角みたいなシャワーブース。

もちろん、お風呂の洗面台に至るまで、

ヨーロッパがブレない

アメニティもこだわりが見えます。

ペンションBeeのお夕食

16時にチェックインして、2時間ほどひたすらのんびりすると、いよいよ夕食のお時間です。

わたしたちがお願いしたのは、「白身魚づくしのコース」。

お品書き

  • お刺身盛り
  • 白身魚のしゃぶしゃぶ
  • かつおの塩たたき
  • 白身魚のアラ煮
  • ごはん
  • だし茶漬け
  • おつけもの

まずいきなりのお刺身盛りがこれです!

めちゃめちゃ新鮮・・・
すべて当日に仕入れて来られるお魚です。
この日は、

  • いさき
  • 桜鯛
  • ひらめ
  • アカヤガラ
  • ホウセキハタ

と、5種類もの白身魚を食べ比べ。

「アカヤガラ」なんて見たことも聞いたこともない魚ですが・・・

こんな風に、きちんと説明の紙をつけてくれたりします。見た目びっくりですが、とても美味しい、高級魚なんです。

おともは、洋梨の果実酒(ビール好きだけど、おなかいっぱいにならないように)。

ホウセキハタは、しゃぶしゃぶでもいただきました。

ホウセキハタは、あの絶品の魚「クエ」の仲間でもあり、「クエ以上にクエ」というほど美味しい。

そして高知ではおなじみの「かつおのたたき」なんですが、こんなにきれいなのは見たことないかもしれない。

美味しい塩、薬味、ゆず酢でさっぱり頂きます。これは高知の特権ですね・・・

そのあとは、優しいお味の「アラ煮」、

さらに真鯛のだし茶漬け。

美味しいのはもちろん、量的にもサービスたっぷりで、倒れそうなくらい食べました。

一般の旅館のメニューのように、魚、肉、野菜を煮たり焼いたり揚げたりなどのバリエーションはなく、白身魚に徹底しています

これってすごく勇気のいる、そして自信がないとできないメニュー構成だなぁと感心してしまいました。

「人生の楽園」の真実とは?

40代で脱サラ、レストラン経営を経て、ペンションに乗り出したオーナーご夫婦。

同じような境遇のわたしたちを心配してくださってか、色んなお話やアドバイスをしてくださいました。

決して道楽ではなく、しっかりとしたビジネス戦略の上でこのペンションを経営されているご夫婦。

今でこそほぼフル稼働で、じゃらんアワードでは【総合・夕食・朝食】中四国50室以下の部で第1位という輝かしいこのお宿も、聞けばいろんな紆余曲折を経てここまでになっています。

お話の内容は内緒にしますが(実際に宿泊してお話してくださいね!)、とても「田舎の民宿のおじちゃん、おばちゃん」ではありません。敏腕のビジネスパーソンと言ったほうが正しい。

そのビジネス戦略、本当に勉強になりました。

といっても、こと細やかに配慮されているサービスは、戦略だけではとてもできない。

たとえば、お風呂なんてたった2人のために、内風呂と露天風呂のお湯を、夜と朝の2回、適温で満たしてくれるのです。
そして庭のハーブを小さな袋にいれてリボンで結び、入浴剤にしてくださる。

そして、食べた魚の種類をメモして渡してくれたり、ちょっとしたお土産をお手製してくださったり。

こういう面倒なことができちゃうのは、結局、根本的な人としての優しさがないとできないんですよね・・・

ところで、宿泊客のある日は、朝5時過ぎから夜23時くらいまで拘束されるとか。
楽園どころか、めっちゃ大変ではないか!!ブラック企業だよ!

わたしたちよりずっと年上でいらっしゃるのに、この労働時間。

「人生の楽園」って「ラクすること」ではない

失敗談のほうを、「参考になれば」とむしろ楽しそうに教えてくれるご夫婦を見て、そのことを感じました。

ペンションBeeの朝食がすごい

そして翌朝の朝食もまたすごかった・・・

いろんな人の口コミで「人生ベストオブ朝食」みたいなコメントがあるんですけど、わかります。

夕食とは変わり、今度はバリエーションメッチャ豊富なタイプ!

サラダ、茶わん蒸し、ポトフ、焼き魚、おひたし、きんぴら、土佐ジローの卵、海苔、そして・・・

朝から、ひらめの昆布じめ

さらに、お味噌汁は、タイのお刺身の上に

アツアツの味噌汁を注ぐ!

もう、「わぁ・・・」としか言えませんでした(・∀・;)

さらに干物があって

焼く!

最後はデザートにコーヒーです。

朝食なのか夕食なのかもうわからない感じになりましたが、これまたどれも本当においしく頂きました。サイコー!!

イングリッシュガーデンを散歩

出発前には、小さなイングリッシュガーデンを散歩。

ほんとに海の目の前で、潮風を遮るものが何もないから、いろんなものが枯れてしまったりしたそうですが、それでもめげずにきれいに手入れをされています。

上から見た様子。

とてもきれいでかわいいお庭でした。

なぜ「満点」なのか

このお宿は、とても素晴らしいけれど、同時にとても個性があふれているので、普通に考えたら「万人受け」することはないと思うのです。

たとえば欧州風というのはわたしは好きですが、もっとシンプルなほうがいいという人もいるはず。

なのに、なぜ全員が満点(5.0)なんだろう、と帰りながら考えていました。

でも実際に泊まってみるとわかるのですが、仮に細かい点が好みに合わなかったとしても、満点以外をつけたくなくなるような圧倒的な何かが、オーナーご夫婦からは伝わってきます。

それは押しつけでもなく圧力でもなく。

言ってみれば「熱量」なのかなと思い至りました。
そしてその熱源は、優しさ。

優しくされると、人間は嬉しいのだな。
そっか。

たった1日のあいだに、色んなことを教えて下さったオーナーご夫婦に感謝です。

また行きたいなぁ・・・

ペンションbee

高知県四万十市名鹿260-4

URL https://hpdsp.jp/bee-shimanto/