地元・高知

20年ぶりの水族館「さとうみ」が良かったことと繊細なカレーをセットでおすすめ【高知・土佐清水情報】

こんにちは、ななみです。

40代も過ぎて子どももいないと、「動物園」「水族館」には自然と縁遠くなります。

それに、もともと動物を展示するのはあまり好きではないこともあり、考えたらもう20年くらい、「動物園」「水族館」に行く機会もなかったのですが・・・

この度、幡多地域に水族館ができたとあっては、行かざるを得ません!

新・足摺海洋館「SATOUMI」(さとうみ)

2020年7月の開館以来、夏休みもあいまってかなりの混雑と聞いていたので、落ち着いたと思われる9月に入って行ってきました。

CONTENTS

足摺海洋館「さとうみ」の場所

さとうみは、正確にいうと「できた」ではなく、昔からあった”足摺海洋館”という水族館がリニューアルされた、ということになります。

場所は、高知の西端、竜串(たつくし)。

いやぁ・・・端っこにもほどがある。これだけで行ってみたくなりません?

この地図では「四万十町中央IC」からスグっぽく見えますが、2時間はかかりますので注意

(;´・ω・) 高知あるある・・・

新・足摺海洋館「さとうみ」の概要

もとの足摺海洋館(今のところ古い建物がそのまま)のすぐ隣、モダンな建物ができました。

あいにく曇天でしたが、まぁ水族館にはあまり関係ないです。

というか、このエリアには「全天候型アクティビティ」=雨の日行くとこ がほとんどないので、旅行客にとっては喜ばしいはず。

個性的なポスト。

新・足摺海洋館「さとうみ」のチケット料金と休館日

チケット料金は大人が1200円、子どもが600円(未就学児は無料)。

四国エリアで最近できた四国水族館(香川県)の大人料金が2200円ということなので、1200円という値段から察するに、おそらく、水族館規模としては小さいのかなと。

個人的に苦手なイルカショーなどがなくて良かった(その分安いし)。

ちなみに、1回1200円なのに、「年間パスポート」がわずか1700円なんですよね・・・

また、近くの「海底館」や「グラスボート」とのセット券もあるので、さとうみ公式サイトを参照してください。

ちなみに「休館日なし」(!)だそうです。開館は9:00~17:00.

新・足摺海洋館「さとうみ」の展示と所要時間

それはさておき、中に入ります。 

いきなり水槽だろうなと思いきや、森を模した場所だったのでちょっとびっくり。

足摺の原生林からスタート。

なぜかというと、「さとうみ」は足摺の原生林~竜串湾~足摺の海など、森、川を経て太平洋の海へと続く展示構成となっていることが特徴なのです。

世界の珍しい魚たち!
ではなく。
イルカやアシカのパフォーマンス!
でもなく。

このさとうみのある「竜串湾」の生き物をメインにしていて、このエリアに対する理解が深まるようになっているのが、とても良いところです。

ウミガメ

イワシ

何かのサメ

清掃中

2階から見る大きな水槽は、そのまま窓の外の竜串湾につながるような風景。

1階から同じ水槽を眺められる仕組み。

竜串の奇岩もあちこちにあります。

岩場では魚も落ち着くんでしょうか。

竜串といえば、サンゴ。

改めて見ると、こんなにたくさんの種類があるのかと驚きまくり。

ダイナミックな水槽もありますが、各種の小さな水槽もあり、普通には見られない魚たちをジーっと見ることができます。

  めったに見られない珍しい魚を前に、そこらの小学生と一緒になって「へぇーすげぇー!」「わ!変な顔のがいる!」みたいなことを口走ってしまいました。

2匹が折り重なって爆睡しているユーラシアカワウソは、もはや岩と一体化して何かよくわからない。起きて・・・

かと思えば、海月の美しさに驚いたり。 

建物は1階と2階のシンプルな作りで、ゆっくり回っても1時間~90分あれば十分ではないかと思います。

大きな水槽の前には、ところどころ座ったりする場所もあるので、空いている日にはぼんやりしたりしてもいいかもしれないですね。

新・足摺海洋館「さとうみ」の良いところ

冒頭で「動物を展示するのはあまり好きではない」などと言っときながら、さとうみについては、けっこう気に入ってしまいました。

気に入ったポイントは

さとうみの好きなところ

  • 動物の展示はしても「芸」はさせない
  • 見栄えする派手な生き物ではなく、地元・竜串の生き物がメイン(それが十分見ごたえあったりする)
  • 森、川、海とつながる自然体系の重要性を感じ取れるようになっているメッセージ性がはっきりしていて、それが無理なくわかるようになっている
  • たぶん地元の人へのサービスで、年間パスポート1700円の破格設定
  • 水族館全体が適度な大きさで、疲れない

という感じです。

で、一方、特にダメ出ししたいところはないのですが、強いて言えば、カフェにそれほど力を入れていない感じが残念。

海の目の前の素晴らしいロケーションなので、「カフェに行くためだけに行きたい」というくらいの力の入れ方でも良かったのではと思ってしまいました。

(最近は美術館でも博物館でも、カフェにはかなり注力していますよね)

高知県立 足摺海洋館 SATOUMI
 
〒787-0452 高知県土佐清水市三崎字今芝4032
TEL:0880-85-0635
FAX:0880-85-0650
E-mail:manbow@kaiyoukan.jp
駐車場:無料(乗用車150台、バス5台)

おまけ:近場のおすすめランチ「いぶりカリィ」

この竜串周辺にはあまり食べるところがないのですが、「さとうみ」から車で20分ほど走ったところに、丁寧に作られた、繊細なカレーが食べられる素敵なお店があります。

いぶりカリィさん(以布利は地名)。

土佐清水って南国だよなぁと思わせるエントランス。

内装もシンプルながらセンスが良いので、とても居心地の良いところ。

こちらは、南インド風のさらっとしたカレーがメインです。
(今どきに言うと、スパイスカレーっていうのかな?)

看板メニューのいぶりカリィ(950円)。
一応大盛メニューとかもあるんですが、これ見た目よりかなりボリュームがあるので、男性でも普通盛りで十分です!  

ラッシー(平日250円)は、 ほとんど甘さがなく、ほんのり塩味な本格派。

土佐清水は、ワイルドさあふれるエリアで気分転換にも最適。
足摺岬などとも合わせて、ぜひお訪ねください。

いぶりカリィ

高知県土佐清水市以布利51
0880-83-4485

定休日:火曜日
OPEN:11~15