コーヒー&スイーツ

ドラマ「優しい時間」のロケ地/喫茶店”森の時計”で過ごす時間

こんにちは、ななみんです。

もう間もなくカフェを始めて1年になります。

このカフェをやるにあたり、”目標にした”わけではないけれど、潜在的にいつも想っていた喫茶店があります。

今日はそんな場所のご紹介。

富良野が舞台のドラマ「優しい時間」

突然ですが、「優しい時間」というドラマをご存じですか?

倉本聰さんの脚本で、2005年に放映されたものです。

優しい時間のあらすじ

エリート商社マンだった湧井勇吉(寺尾聰)は、妻めぐみ(大竹しのぶ)が死んだ事を機に、会社を辞めて東京の自宅を処分。めぐみの故郷、富良野で喫茶店「森の時計」を開きます。

めぐみが死んだのは、非行に走っていた一人息子の拓郎(二宮和也)が起こした交通事故が原因でした。

拓郎が非行から立ち直ろうとしていた矢先の事故。
帰国した父・勇吉に、母を死なせたことを詫びようとする拓郎でしたが、勇吉からは手切れ金と共に絶縁を言い渡され、深く傷つきます。

そんな拓郎を気の毒に思っためぐみの親友が、こっそり拓郎を父親の近くに置こうと、美瑛町にある陶芸窯「皆空窯」に住み込みで就職させることにしました。

拓郎はまじめに陶芸に打ち込み、勇吉は「森の時計」のマスターとして常連客に慕われ、近くにいながらお互いに近づけず、それぞれに人生を生きています。

拓郎は勇吉と和解するため努力するものの、なかなか勇吉は許すことができない。

「森の時計」の従業員の梓(長澤まさみ)は偶然拓郎と知り合い、彼が勇吉の息子だとは知らずに心惹かれてゆきます。

登場人物の誰もが不器用で、誰もが優しい。父と子が少しずつ距離を縮めていくさまを、富良野の静かで美しい景色とともにつづる、ヒューマンドラマです。

平原綾香さんの唄う主題歌「明日」も、ものすごくこのドラマに合っていて最高です。

何度でも繰り返し見られるドラマはそんなにないと思いますが、これはそういう数少ない一本。

あまり笑顔の人がいない(!)というドラマなんですが、不思議と重苦しさはあまりない。

この、「優しい時間」で寺尾さんがマスターを務める「森の時計」という喫茶店
実在しています。

ドラマのために喫茶店を作り、その世界のまま残す

喫茶店「森の時計」は、実在します・・・

・・・というより、このドラマのために作ったセットを、そのまま喫茶店として残した、というほうが正しい。

実際にある喫茶店でロケをする、というのはよくありますが、ドラマのために作った喫茶店をそのまま残すっていうのは結構珍しいですよね。

それゆえ、この場所は忠実に「優しい時間」の空気を守っているのです。

ドラマは2005年のものですが、そのあともずっと喫茶店は続いており、わたしたちが行ったのは2015年。

その当時は「3年後、自分たちが喫茶店をやっている」とは夢にも思わず、単にドラマのファンとして、

ななみん
ななみん
実在するなら行きたいよね~!!

という軽いノリで出かけました。

11月下旬。北海道は完全に・・・

冬でした

ななみん
ななみん
いくらなんでも冬過ぎてびっくりする!

新富良野プリンスホテルに隣接するニングルテラス

新富良野プリンスホテル内の雑木林の中には、ニングルテラスという、ショッピングエリアがあります。

そもそもこのニングルテラスがめちゃめちゃかわいい。
こんな感じの可愛いお店が森の中に点在するニングルテラス。

こちらは、「北の国から」で竹下景子さんが働いていた雑貨屋さん。

雪が舞う中、まるでおとぎ話の中に入り込んだような世界です。

さて、「森の時計」は、ニングルテラスの少し奥まったところに。

森の奥に実在する「森の時計」

ドラマに使われていた喫茶店、つまり「セット」なわけですが、

このクオリティ!

中に入ると、木に囲まれたホッとする空間。

ドラマで寺尾さんが立っていたカウンター

 

このお店は、「自分でコーヒー豆を挽く」のが売り。
ドラマでもそうしたシーンがたくさん出てきます。

常連はほとんどがおっさんです

実際、今でもお客さんは希望すれば豆を挽くことができます。

だからコーヒーミルがいっぱい

 

壁には、「森の時計はゆっくり時を刻む」との文字。

倉本聰さんの直筆とのこと

 

窓からは北海道の森の風景。今思えば、同じ「自然に囲まれた」土地とはいえ、やはり高知とは全然違いますね。

大きな窓からは外が見えてほっとします

さてわたしたちもコーヒーを挽きます。

こうやって渡されます

注文は、ケーキセットにしました。

雪をイメージしたチョコレートケーキ

 

ちなみに、2018年現在、メニューをチェックしたらこんな感じ。

◆珈琲 森の時計メニュー◆

 <DRINK/お飲みもの> 

  •  オリジナルブレンドコーヒー \600
    ◆カウンター席ではミルを使い珈琲豆を挽くことができます
  •   紅茶(ダージリン) \600
  •  アイスコーヒー \600
  •  アイスティー(アールグレイ) \600
  •  ふらのぶどう果汁ジュース(赤) \620

<CAKE/チョコレートケーキ> 

  •  初 雪 \980  ガトーショコラ
  •  根 雪 \980  ホワイトチョコレートケーキ
  •  雪解け ¥980  チョコレートスポンジケーキ

  <LIGHT MEAL/軽食> 

  •  森のカレー ¥1,250  カレー&バターライス(辛口)
  •  雪のシチュー ¥1,200  茸のシチュー&バターライス

  <SET MENU/セットメニュー> 

ケーキセット \1,460

ななみん
ななみん
正直、お高いです!

それはさておき、コーヒーを頂きます。

素敵な形の大きな薪ストーブがあります。
これくらいでないと、北海道は暖まらないんだろうな。

ドラマではこのような感じに。火が入るとステキですね。

店内はかなり広めでゆったりしています。

天井のガラスにうつるわたしたち。

雪はやみませんが、「森の時計」の中ではまったく違う時間が流れています。

しんしんと降る雪

ななみん’s View

ドラマという「虚構」の中から生まれた空間で、ドラマの中のようにマスターとのコミュニケーションもありません。

マスターと常連さんたち

現実の「森の時計」は、プリンスホテルのスタッフさんが運営していて、値段も観光地価格。

いろいろ現実的なポイントがありつつも、それでも、このお店には長居したくなる空気があるし、マネしたくなる雰囲気がある

第一には、富良野の自然と溶け合っていることがあるのだと思います。

第二には、ドラマを超えることはないけど、そのイメージをぶっつぶすようなことも決してしていないこと。

全体に「出過ぎず、引き過ぎず」なところが、喫茶店としての”優しい時間”を守っているような気がしました。

マネしたいです

富良野に出かけたらぜひおいでください。
わたしたちは3日間の滞在で2回行きました(笑)