こんにちは、ななみです。
わたしは、ずっと家計簿をつける習慣がありませんでしたが、今年に入ってから、初めて家計簿をつけはじめてみました。
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家計簿を始めた理由
会社員でいたころは、「収入ー貯蓄=生活費」という非常にシンプルかつ王道の”先取り貯蓄”で問題がなかったので、家計簿も不要だったのですね。
が、フリーランスになってからというもの。
収入そのものは、会社員のときに比べて激減した上に不安定。
加えて、移住に伴うアレコレで支出も多くて、全然計画通りに行かない。
もう貯蓄のモチベーションがダダ下がりです。で、移住してこのかた、ほぼ貯蓄をあきらめ、まぁ赤字にならなきゃいいや、くらいの放漫経営(?)になってしまっていました。
しかしそれで気が付いたのですが、「赤字にならなきゃいいや」と思っていると、本当にその通りになる!!
あれ、意外と貯蓄増えたな
・・・なんて事態は、ありえないです。
つまり、オカネを貯めるということは、強い意思または意思がなくても貯まるシステム、のどちらかを設定しなければ絶対にできないんだ。
と、この数年で実感しましたね~
移住も7年目に入り、そろそろ「収入が不安定だから貯まらない」なーんて甘えたことを言ってる場合でもないな、と思い始め、放漫経営から緊縮財政にシフトチェンジしました。
家計簿は、アプリ?手書き?
さて、まずは最近流行りの(いつの話だ)無料の家計簿アプリなどもいくつか試したのですが・・・
意外とアプリを開くのが面倒に感じたり、勝手に集計されたり分析されたり連動されたりと、どうも自分にはしっくり来なかったんですよね。
一方、手書き家計簿は、「面倒ですぐ脱落する」かもしれないリスクが結構ある。
しかし結局、どうしてもアプリでは気に入るものが見つからず、消去法で手書きにしたような次第です。
選んだ家計簿、「クロワッサン」
手書き家計簿を色々見比べた結果、最終的に選んだのがこちら。
生活雑誌の「クロワッサン」から刊行されているものです。
表紙、ハデくない???
と心配した方、大丈夫ですよ!
実はこれはカバー。
外すと、今度は心配になるくらいシンプルなので。
中身もシンプルで
見開き1ページが1週間分。
1日分を縦に書き、各項目の1週間分を横に集計します。
各月の最後に、月の集計。
クロワッサンの家計簿を選んだ理由
この家計簿にした理由は、
- 色が好み(ネイビー基調)
- 内容がとにかくシンプル
- 1日の集計が縦、1週間の集計が横、という仕様がどことなくエクセル。なじみがある
- 雑誌のクロワッサンが、もともと割と好き
- 安い(550円)
という点。
手書き家計簿というと、妙に花柄やピンクのデザインが多かったり、不要なコラムやリストがあったりするのですが、この家計簿はそういうものも極力少なめで、あっさりしているのがいいです。
一方で、シンプル過ぎて「日付すらない、枠だけ」みたいなのも(無印良品など)、またチョット使いづらいので、この家計簿はちょうどいい感じでした。
手書きのメリット
手書きって面倒かと思いきや、自分だけがわかる書き方で書けばいいので、意外と面倒でもありません。
イレギュラーで、分類しづらい項目(年に1度しかないような項目)などでも、アプリだとイチイチ新しい項目を建てねばならないのですが、手書きだととりあえず欄外にでも書いておけばよいので、却ってラクなのです。
また、ちょっとしたメモ(〇〇ちゃんとシェア、とか)も書きやすいですね。
備忘録を兼ねる、という目的には手書きがやっぱりいいなと思います。
家計簿の絶大な効果に驚き
まぁ550円だし、仮に続かなくてもいいや、と思って買ったのですが、意外にも順調に続いて4か月目。
正直、思ったよりスゴイ効果あるな!!とびっくりしています。
良い記録をつけたくなる
実際には、誰にも見せるものではないんですが、やっぱり、自分の愚かな金遣いの記録を残して死にたくないので(笑)、だいぶ気をつけるようになりました。
結果、つまんない浪費は減ったように思います。
ノーマネーデーが増える
手書きはそれほど面倒ではない、と言いつつも、そりゃなるべく書かないほうがラクですよね。
なので、支出のない日を作ろうという気持ちに、自然となります。
これ、「ノーマネーデー(NMD)」と言って、実は節約の王道らしいんですよね。
NMDについてはメリット・デメリットいろいろあるんですが、長くなるのでまたの機会にします。
ともあれ、NMDが増えるほど、節約につながるのは確かだなという実感はあります。
支出を平準化しやすい
たとえば月の前半にかなり支出多かったな、と思うと、後半を抑えようと思います。
後半も必要な支出があったとしたら、なるべく「来月に回せないかな?」と考えたりします。
結局出ていく金額は同じだから意味なくない?と思われるかもしれませんが、支出が平準化できると、家計全体を把握し、コントロールしやすくなるんですね、不思議と。
たとえ収入が不安定でも、支出はある程度安定させることができます。
特に、わたしたちのようなフリーランスの人にはおすすめしたいテクの1つです。
収入が不安定な人の貯蓄法
冒頭で、「収入が不安定だと、収入ー貯蓄=生活費の先取り貯蓄の手が使いづらい」と書きました。
そこで、色々考えて、「収入ー収入x1割貯蓄=生活費」に変えてみました。
この方法だと、収入にばらつきがあっても、あまり家計に無理がありません。
それでいて、多少でも残せているという安心感もあります。
まぁ1割というのは少ない感じもしますが、無理をして取り崩してしまうと貯蓄の意味がないので、まずは絶対に崩さない自信のある金額にするのが良いのかなと。
まとめ
生活環境が変わると、家計管理もそれに合わせなければならず、戸惑うことも多いのが事実です。
移住や脱サラはもちろんですが、たとえばコロナや戦争とかで、自分の意思とは関係なく、収入・支出・物価が大きく変動することもありますよね。
大事なことは、そういった「生活が不安定になったこと」「収入が下がったこと」「物価が上がったこと」などのネガティブな現実から目をそらさないことかな、と思いました。
まず現実を受け入れてしまうところから、何か解決方法や、工夫の糸口が見つかるものだと思います。