最近はリモートワークの方も多いと思いますが、家での気分転換、どうしてますか?
わたしはそもそも自宅での作業が多いので、息が詰まると逃げ場がなくて困ってしまいます。
で、最近気づいたのは、道具の手入れが気分転換に一番良いということ。
ガラッと気分が変わるし、結果が見えるし、お金も大してかからず、一石三鳥!
今回目をつけたのは10年前に購入した、銅製の玉子焼き器。
まず、新品の美しい姿をこちらに挙げておきます…
銅は「熱伝導率が高い」ため、熱がすぐさま、しかも均一に広がるので、玉子に素早くムラなく熱が通るので、玉子焼きがフワフワで美味しくできる!と言われているんですよ~。
なんか本格的な感じでちょっといいでしょ?
しかし購入から10年、実はメンテンナンスをほとんど何もやってこなかった。
というのも、玉子焼き器っていうのは、油なじみが重要なので、「洗っちゃダメ」とよく聞いていたんですね。
玉子焼きを焼いたら、そのままペーパーなどで綺麗に内部をぬぐっておけばよい、と。
たまに洗うにしても、外側は柔らかいスポンジで、内側は洗剤は使わず、お湯でささっ。
そこは忠実に守っていたら、10年ほど使った状態がこんなになりました。
いくら「洗剤で洗っちゃダメ」とはいえ、これはいくらなんでも。
焦げ付きがひどくなると、銅製玉子焼き器の武器である「熱伝導率」が下がってしまってよくないとも書いてある。
確かに、だんだん、玉子焼きの仕上がりが悪くなってきたような気もするなァ…
おそるおそるながらちょっとこすってみたりしたのですが、このレベルになると、多少のことでは、全然綺麗になりません。
いろいろ調べているうちに、銅鍋は磨くと蘇るという記事に行き当たりました。
そこで見たメンテナンス方法は、なかなか力強いものでした。
さっくりまとめると、
- 焦げ付きを固いもの(ドライバーなど)で削る
- スコッチブライトのナイロンたわしで磨く
- ツインクル銅磨きで磨く
の3ステップ。
多少の傷がつくのはしょうがない!の前提です。
で、1時間近くかけて磨いた結果がこちら。
いやー、そうそう、こういう綺麗な銅の色だったんだよなぁ。
実は、③のツインクル銅磨きで磨くというステップに行く前にここまで来たので、もう②まででやめておきました。
ちなみに、内側は銅の上から錫(すず)でコーティングされているので、あまり激しくこするのは諦めました。錫の部分は、一部黒くなっているように見えても、大丈夫なんだそうです。
まぁ新品同様とはならないまでも、改めて玉子焼きを焼いてみると…
つるっとした感じが復活!!
以前、鉄のフライパンを磨いただけの話を長々と書きましたが
それと同じく、銅製の玉子焼き器も、うまく使ってあげれば一生モノなんだなぁと感心。
めちゃめちゃ気分が良くなりました。
が、気づいたら夢中になりすぎて仕事の時間がすっかりなくなった。