こんにちは、ななみです。
我が家で飲むコーヒーは、すべてオットが自家焙煎しているもの。
ところで、コーヒーは焙煎から何日目が一番美味しいかご存じですか?
答え:
諸説がありますが、だいたいのところ
「コーヒー豆は、焙煎後3日後から2週間くらいまでが最も美味しい」
という意見が、多数派のように思います。
うちのカフェは週末のみの経営なので、週末が一番美味しくなるように逆算して、オットがその週の前半(火曜あたり)に焙煎しています。
毎週新しく焙煎していますが、お店で残った分は、わたしたちの家での消費用。
毎朝、オットがお店と同じように丁寧に淹れてくれるコーヒーは、本当に美味しいのです。
そんなある日の朝。
なんだかいつも以上にものすごく美味しいコーヒーを出してくれたので
「なにこれ!すんごい美味しい!!なんか秘密あるでしょ!!」
と言ったら、びっくりしたようなオットが
「それ1カ月前のやつ(;´・ω・)」
と白状(?)しました。
それにはこっちがビックリ!!
(たまたま残っていたらしい)
一般にコーヒーは、
「焙煎から2週間を過ぎると、酸化して美味しくなくなる」
というのが通説です。
しかしそのときオットが出してくれた「1カ月コーヒー」は、イヤな酸味もなく、いつもの美味しさに拍車をかけて、まろやかなコクを感じさせるものでした。
熟成肉(エイジングビーフ)、というのが最近とても人気ですが、これはいわばエイジングコーヒーなのかな?
「なぜ味が落ちないんだろう」
すごく不思議なのですが、もしかしたら、それは焙煎方法のせいかなと思っています。
オットは林業をしているので、自分で「薪」を作ることができます。
そして、取った薪は半年ほど乾かし、石窯の中で燃やして、コーヒー豆を焙煎しています。
そしてここが重要なんですが、石窯自家焙煎は、
薪の直火の熱ではなく石窯の持っている遠赤外線の熱を利用して、焙煎をすすめる感じ
なのです。
科学的根拠はないのですが、石窯と薪の遠赤外線がコーヒー豆にじんわり伝わって、長くコーヒーの美味しさを豆にとどめてくれているように思われてきます。
飲むたびに、自然から頂いている薪のありがたみと温もりを感じる、オットのコーヒーです。
毎朝、贅沢だな~と。
ロースターは、日本にとても増えてきましたが、薪を自分でとってきて、自家焙煎しているのは、たぶん日本でうちのオットだけ。
大量生産はできない、特別なコーヒーです。
ついでに言うと、四万十の水で淹れることも、さらに美味しさを増しています。
これは確実。
機会があれば、ぜひ四万十市まで飲みにいらしてくださいね。
石窯自家焙煎コーヒーの詳しい流れはこちら