会社辞めた話

40代でリストラされるのは、あなたのせいじゃない。でも・・・

こんにちは、ななみです。

自分にはもう直接関係ないんですけど、”リストラ”と聞くと、なぜか心が痛みます。
しかも、今や景気も関係なく「黒字でもリストラ」という流れが普通。

そしてリストラの対象は、まさかの40代になってきました。

ただ、自分たちの育った社会環境や時代背景を振り返ると、「40代のリストラ」がすべて自己責任、とはとても思えないんですよね。

かといって、「こうなったのは世の中のせい!親のせい!」とか言ってもしょうがなく、解決するのは40代自身しかない。

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わたしは、42歳で転職、45歳で会社を辞めました。

自分の経験を踏まえながら、「40代とリストラ」という現実との向き合いかた、具体的にできる準備などを考えてみたいと思います。

40代がリストラに遭うわけ

1.人数が多いから

そもそもなぜ40代がリストラ対象になっているかというと、理由は単純で「人数が多いから」。

今の40代は1970年代生まれ。この時代は、いわゆる「第2次ベビーブーム」に当たります。

ちなみに出生数のピークは1973年で、そのあとは減少傾向にあるものの、1970年代は全般に子どもの多い時代だったといえるでしょう。

正直、この人数の多さのために、つねに受験で苦労した上に、年齢を重ねたら「多すぎるからリストラ」って。

なんかタイミング悪すぎる生まれだと思いませんか。

2.「生涯、学び続ける」という意識の薄さ

「人数の多さ」はどうしようもない社会状況ですが、もうひとつ、時代背景によって培われた「意識」の問題があります。

40代が育った時代、親の教育方針はわりあい単純で、

「良い会社に勤めれば、あとは安泰」
「良い会社に入るには、良い大学に入る必要がある」

→ なので受験勉強しなさい 

といった三段論法でした。

4年制大学は、「入ってしまえば、出るのはカンタン」「レジャーランド」と言われた時代で、会社も入ってしまえば終身雇用。

こんな中で、わたし自身を振り返っても、「大学は学ぶところ」とか「生涯学び続ける必要性」という意識が、自分も周りも、正直薄かった・・・と思う。

なので、今の40代は、大学に入るときが頭脳のピーク、あとはスキルが陳腐化して、若い世代に追い抜かれ、結果リストラになるという流れです。

(もちろん、そうでない人もいます)

これも自己責任と言われそうですが、でも確かに社会はそういう価値観だったし、あのときは終身雇用で年功序列が永遠に続くってみんな思っていたよね・・・

勝手に急に変わるな!というのが40代の気持ち。

40代でリストラされるとこうなる

わたしの場合、希望退職による最後の転職活動は42歳のときでした。
リストラではなかったですが、転職そのものの厳しさは同じだと思います。

まずもって、転職エージェントがわりと冷たい。(優しいところもある)
そして、紹介があっても、ほとんどが外資系企業でした。

さらに実際に面接に臨んだときの感覚として、「うわ、わたしギリギリなんだな」と思ったことを覚えています。

なぜなら、「直属の上司になるかもしれない人」のほとんどが「自分の年齢プラスマイナス3歳」くらい。

実力主義で年齢は関係ないと思われる外資系企業ですら、歳の近すぎる部下も上司も、なんとなく居ずまいが悪いもんです。

同じ40代といっても、「42歳」でまだ良かった、これ「46歳」だったら・・・と感じました。正直な話。

体感として、アラフォー(44歳)までなら何とかなるが、それ以上は一般の転職活動では本当に厳しそうだ、と。

40代のリストラに備えてできること

実体験から感じる、「40代のリストラに備えてできること」は以下の通りです。

ともあれ一番大事なことは、「リストラされてからでは遅い」ということ。

在職時から活動してほしいです。

1.転職エージェントへの登録

誤解されやすいですが、転職エージェントに登録したからといって必ず転職しなければならない、ということではなく、別に登録だけしても問題ありません。

エージェントへの登録は、履歴書や職務経歴書の整理など、意外と面倒なことが多いです。

会社を辞めてからキャリアの棚卸しなどしているとなんだか寂しい気持ちになったりするので、気持ちに余裕のある在職時にやっておくのがベストだと感じました。

有給休暇を使ってエージェントに面接に行ったっていいわけです。

2.TOEICで高得点を目指す

今さらTOEICか、と笑われそうですが、思いのほか使えます。

わたしに他に特筆すべきものがない、というのもありますが、TOEIC900点は、評価が高かったように思います。凡人ほどTOEICだ。

TOEICは、きちんと対策をすれば高スコアが取れる試験なので、受験戦争慣れしている、40代向きだと思うんですよね。

実際の英語力とかあまり関係ありません。テクニックと慣れが9割。

余裕のあるときに何度か受けておいて、高いスコアを出しておくことをおすすめします。だいたい2年以内のスコアであれば、有効と見てもらえます。

3.人脈の洗い出し

転職経験のある人や、自分が気になる業種・企業に勤めている友人や知人がいたら、つてをたどって話を聞いておくことがおすすめです。

最終的に「コネ転職」だった。という人は非常に多いからです。

特に40代は能力があっても年齢で不利ですが、誰かの口添えがあると、すんなり採用に結びつくことも結構あります。

つまり

口コミレビューが大事なのは転職でも同じ

ということ。

実際に会社を辞めてからだと相手も構えてしまうので、在職時に雑談レベルで会っておくほうが良いと思います。

まとめ がんばろう40代。

40代でリストラに遭った時の心構えについてまとめると、

  • 自分を責めない(あなたではなく時代のせいにして良い)
  • でも解決するのは自分しかないと腹を決める

という2点だと思います。

一方、今年の新卒の就職戦線は売り手市場で、内定をいくつももらう学生がたくさんいるそうです。

その陰で40代がリストラされていく。

売り手市場だからと喜んでいる学生も、20年後には同じことになる可能性があります。

だからこそ、これからの若い人たちはもっと常に危機感を持って会社員人生を送ることになるでしょう。それはそれでいいことかも。

日本の働きかた・雇われかたも、一気に欧米化が進む過渡期に入っているようです。

時代のはざまに沈まず、がんばろう40代。