夫が関心を持つ自然農法で有名なあるお方が、山梨県北杜市からこの郡上八幡に移住された。
…というだけの理由で、「どんな場所なんだろう?」と行ってみることに。
特にご本人をお訪ねするわけでもなく・・・ていうか、お会いしたこともない!
まぁちょっとした興味を行動に移せるところが、自由なの旅の良いところです。
いまは郡上おどりのシーズン。
ちなみに郡上踊りとは、「7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られます。 日本一のロングランの盆おどり」
だそう。
い、1カ月、盆踊りしつづける???
けっこうスゴいところなのかも・・・
郡上八幡(ぐじょうはちまん)といえば、もちろん聞いたことはあるけど、あまり話題になった感はない。
正直なところ、大して期待しないで行ったのですが(すみません)、これが想像以上に素敵だったので得した気分です!
結論を言うと、特に何もないけど、なぜかホッとする町。
見どころといえば郡上八幡城が「日本最古の木造再建城」という程度なんですが・・・相当高いところにありますが、クルマでアプローチできるので安心です。
天空の竹田城は、徒歩で上まで。これなかなかキツかったな・・・
郡上八幡は多くの川や用水路に囲まれ、古い街並みが残る城下町。その様子が、いまだ昔のまま残っている場所が多いんですね。
あらゆるところが水だよ!!
川のほとり。
町をたくさん流れる水路。
家に入るのに橋を渡る家、多し。
水路には階段で降りられて、住民が生活に使えるようになっている。
古き良き風情が残っていました。
水路と生活が密接していて、わたしたちが歩いているときも、水路で子どもの運動靴を洗っているお母さんがいたりして、なんだかとっても懐かしい風景。
たぶん、ホッするのはこれが理由じゃないかな?
きれいな水と暮らす、水のそばで生きるっていうのは、人間にとって思ったよりずっと良いことなのかもしれない。
知らず知らず浄化されるというか。
上水道完備とかいうのとはまた違うんですよね。
水路は工夫がされていて、上段は飲み水、中段は野菜を洗う水、下段は食器を洗う水、など、ムダがないように使い分ける仕組みになっていたんだそうです。
いまでも水路が活きている感じ。
こういう町って、日本では初めて見たので驚きました。
自分も今は四万十川のそばで生きていますが、それって思ったよりずっと幸せなことなのかも。
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こちらはモーニングを頂いた珈琲ギャラリー清水さん。
アンティークのおもちゃや時計で埋め尽くされた不思議な店内!
掛け時計が十数個あったかな?すごいカチカチ言ってます・・・
ウルサクナイノカナ(・∀・;)
と思ったのですが、気づいたら気づかなくなってた。
小さいし、モノもたくさんあるのに、なぜかゆったりした店内。
ほんと、まちの喫茶店って面白い。
わたしたちが食事を頂いていると、もう地元の常連さんがあっという間に店を埋め尽くし。しかも次から次へと。朝から待ち合わせとかしてるし!
400円!
朝イチから、対面で人と交流。これまたなんか楽しそうでいいなぁ。
郡上八幡。午前中を費やして散歩しただけだったのですが、行って良かった!
ところどころ、古い家を改造した可愛いお店やカフェ、レストランもいろいろあったし、たぶん、夜の雰囲気もすごく良さそう。
素通りするのはもったいない!またゆっくり来たい場所です。