こんにちは、ななみです。
先日、新聞に取材を頂きました。
今回に限らず取材やインタビューというと必ず聞かれることがあります。
今日はそういうお話から。
CONTENTS
インタビューで必ず聞かれること
当たり前ですが、インタビューされるときは、
- 「なぜ移住したのか」
- 「なぜ高知なのか」
- 「なぜ四万十市なのか」
の3点セットを聞かれることがとても多いです。
実は、「なぜ移住したのか」「なぜ高知なのか」への回答は、簡単なんです。
スムーズ&論理的。
がしかし、「高知の中で四万十市にした理由は?」となると、
まぁわたしも聞かれたら同じようなことを言うのですけども、「いや直感ってなんなのさ」ってところを聞きたい方もいると思うので、もう少し因数分解してみます。
「直感的に四万十市」とはどういうことか
オットとふだん話していることをまとめてみると
- 地域としての面白さ
- 経済基盤の立てやすさ
- 入り込みやすさ
- ほどよい「都市感」
あたりを”一瞬で肌感覚で判断した”ということをまとめて、「直感的に四万十市を選んだ」となるのかなと思っています。
地域としての面白さ
エリアとして、四国山地、太平洋、一級河川の四万十川にアクセス可能です。
ひとくちに「田舎って自然が豊か」とは言っても、山・川・海のどれもが第一級のものがあるという地域はそれほど多いとは思えません。
その意味で、「ここに住んでるだけで、結構楽しめそう」という予感があったといえます。
これが1つめの直感。
経済基盤の立てやすさ
もともと私たちは何かしらの副業をしようと思っていたんですけれども、その場として四万十市にはすごいポテンシャルがありそう。と思いました。
移住前、わたしたちは二人とも市場調査業をやっていたのですが、ここに至っては別にそんなものは関係なく(笑)
四万十市があまり商売っ気ないなぁ、というのは、誰でも見ればわかると思います。
よく言えば、欲がないというか。
「四万十川でガンガン儲けてやるぜ!まずは四万十川まんじゅうだな!」
みたいな様相は一切ありません。清々しいほど。
常にたくさんの人が来て、たくさんお金を落としてくれそうなのに。
ならば、ここなら新参者でも、なにか仕事を創出する余地があるのではないか。
そのように感じたのです。これが2つめの直感。
入り込みやすさ
高知県を旅していると、東→西へ移動するにつれて、だんだん空気が「ゆるーく」なっていくのを感じました。
高知県全体がおおらかな印象ではあるのですが、それが西高東低。
西部へ行くほどゆるさ爆発といった感じです。
言葉も、人当たりも、空気も、とにかくなんだか柔らかい。
”移住という緊張感”をあまり持たずに済みそう、入っていきやすそう、と感じたのが3つめの直感だと思います。
ちなみに、のちにわざわざハワイ島へ行った時の第一印象が
とビミョーな気持ちになったのが記憶に新しい。
※ 高知県最西端の自治体
ほどよい都市感
四万十市は高知県西部のエリアでは大きな自治体です(人口3万数千人)。
買い物や病院など、日常生活にとりあえず大きな不安がない、というところも、東京育ちの自分たちには重要なところでした。
パッと見て、「自分たちが、ここならあまり無理せず生活できそう」なのかどうかが、4つめの直感。
やはりそのあたりの境界線は、自分たちが一番よくわかっていることです。
まとめ
といっても、こうやって話をほどいていけるのは、5年が過ぎた今だからこそ。
当時は自分でも「なんとなく肌に合う」としか言いようのない感じなんですよね。
移住先を決めるにあたり、慎重に進めるのも重要なんですが、あまり多くの情報を入れすぎると却って迷ってしまって直感も働かせにくいこともあるかもしれません。
「ピンとくる」「第一印象」ってところは意外に重要なのではと感じています。