海外旅行

アメリカ・ドライブ <コラム> アメリカで駐車違反!焦ったけど、解決は意外とカンタンだったという話

それはフィラデルフィアでの出来事でした。

フィラデルフィアといえば、映画「ロッキー」の舞台になったところですね。

旅先としては少々地味ですが、独立宣言が署名され、憲法が作成された、まさに「アメリカ合衆国の生誕の地」なので、特にアメリカ人にとっては非常に大切な場所だと思います。

ちょっと寄り道しただけのフィラデルフィア。

30分程度路上パーキングに停めたクルマに乗ろうとしたら、ワイパーに挟まってたのがこれ

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

心当たりなさすぎて、「チラシか」と思って捨てそうになりましたよ。

でも・・・

VIOLATION。。。

VIOLATION???

VIOLATION = 違反

えーっ???どゆこと?

そもそもアメリカの路上パーキングシステムって、州によって違ってかなりわかりにくいんですね。

ちゃんと枠が書かれているところもあれば、そうでないところも。
また、時間なども「〇曜日の何時から何時まではダメ」とか、細かい指定があったりする。

今回わたしたちは、どうやら駐車枠から微妙にハミだしたところに停めてしまっていたようです。
(駐車料金は払ってパーキングチケットを貼っていたけど、まぁ無効でしょうね・・・)

ムカーっ

としつつも、怒る相手もいない。

違反金額は、76ドルだそうです。

まぁ、こういうときわたしは

「本当は大きな事故を起こしてしまうところを、神様が手加減して駐車違反にとどめてくれたんだ」

とか思うようにしてます。アーメン

 

問題は支払方法。

裏面に書かれている情報によると

  • オンライン
  • 電話
  • 郵送(小切手)
  • 出頭

のいずれかで払えよ、とあります。

出頭して払っちゃったらいいんじゃない?と思ったのですが、オットいわく、「アメリカ人の仕事だと、どれだけ時間かかるかわかんないよ」と。

旅行中の時間はムダにしたくないですよね。

電話でカード番号を告げるのもなんだか不安です。
小切手なんて切れるわけない。
消去法で、オンラインが一番良いだろうという結論に。

 

しかし、いざオンラインで支払いをしようとすると、困ったことが起こりました。

フィラデルフィアのパーキングに関するサイト。
妙にかわいらしいのがまた腹立ちますが・・・

VIOLATIONSをクリック。

「Pay a parking ticket」をクリック。
なんかネットショッピングさせられている気分です。

すると「違反チケットNo.」を入れたあとにクレジットカード情報を入れる画面に移るのですが、そこで

ZIPCODE=郵便番号

を入れろという画面になります。

 

日本では「クレジットカードと郵便番号を突き合わせる」って行為になじみがないんですが、アメリカではクレジットカードを使おうとすると、たまにこの場面にぶちあたります。

つまり、クレジットカードに登録されている郵便番号とそれが一致することで、本人確認するわけです。

アメリカ在住ならどうということのない話なんですが、わたしの場合、高知県の郵便番号しかありません。

すると「その郵便番号は無効です」と出てくる。

米国のデータベースに高知県の郵便番号は入ってないみたいです。

そりゃそうだろうがよ

払えというから払っているのに!!!

 

お問い合わせ(カスタマーサービス)のメールアドレスがあったので尋ねたところ、たらいまわしにされた挙句に

「日本円をドルに換えて送ってください」

という超絶トンチンカンな返事がきました。
アメリカは超優秀な人と、超そうでない人が混在している国だよなぁと思います。

 

支払い期限(15日間)は迫ってくるし、あーどうしようーとアタフタしていると、しばらくいろいろ調べていたオットが、

「マネーオーダー(Money Order)にしてみるか」

と言い出しました。

 

よくよく説明を見ると、どうやら小切手ではなくマネーオーダーというものでもいけそうな感じです。

マネーオーダー(国際送金為替、国際郵便小切手): 郵便局で扱っている海外へ送金するための為替証書(小切手みたいなもの)。 郵便で送り、受取人は現地の郵便局で証書と引き替えに現金を受け取ることができます。

 

はたして郵便局へ行ってみると、すぐにマネーオーダーを作ってくれました。
あ、そんな簡単なの?

あとは違反切符の入っていた封筒に、違反切符と同封して郵送すればOKです。

なんだこれで良かったのか。ホッ

これはフィラデルフィアのケースですが、おそらくどこの場所でも同じ対応でいけると思いますので、ご参考まで。

しかし、アメリカでレンタカーの旅をしている人の記事を見ると、駐車違反やスピード違反をいつの間にかやってしまうというケースはとても多いみたいです。

もちろん違反しないように気をつけるのが第一ですけれど、対応がよくわからないからといって違反料金を払わないというのはNGです。
次回アメリカに入国できないというケースもあるらしい
ので、お気を付け下さい。

そもそもレンタカーの場合は、違反を放置しておくとレンタカー会社に連絡が行くので、放置できないようにはなっています。

ただ、当然その費用は請求が来て、延滞料&(レンタカー会社の)手数料がかかり割高になりますので、しっかり後始末してから出国したいですね。

ちなみに、アメリカで違反をしても、日本の免許証の点数が引かれることはありません!

なんでも経験ですけど、これはなくても良かったわ~

(`・ω・´)