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街とのギャップを楽しむ珈琲店【錦糸町(東京)・すみだ珈琲】

今日は仕事で【カフェ】について考えていたせいで、連想的に東京のことを想い出しました。

ちなみにわたしのコーヒーレベルはこんな感じです。

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わたしにとって、もっとも印象的な東京のカフェというか珈琲店。

以前の職場のすぐ近くにあった「すみだ珈琲」です。

周囲が大きなビルに変わっている中で、奇跡のように残っている場所です。

オーナーのご実家が江戸切子のメーカーということで、江戸切子でコーヒーを飲ませてくれるというきわめて珍しいお店です。

不思議な感覚だけど・・・

http://seitousha.sblo.jp/article/63543129.html

東京にいた当時はブログを書いたりしていなかったので、写真を撮っていませんでした。写真お借りしてます。

さてメニューは

  • すみだブレンド(浅炒り、やや深炒り、深炒り)
  • エチオピア
  • ケニア
  • マンデリン
  • 東ティモール

等があり、他に紅茶やココアなどもいただけます。

わたしはお店の雰囲気が好きだったので、お店の名前を冠した「すみだブレンド やや深炒り」にしていました。

珈琲がしみじみ美味しいと思ったのは、この店が初めてのような気がします。

しかもコーヒーが1杯420円、お代わりが210円(1杯目と違う銘柄もOK)という格安の価格。

「ごゆっくりどーぞー」と口でいうよりずっと説得力ある設定です。

こちらは小さな古民家を改装してできたお店。

以下、写真がないので、わたしの表現力で想像してください。

 

ガラスの入った格子戸をガラガラと開けると、小さな間口から長細い空間が広がっています。

入るとすぐ横に大きな焙煎機。

手前に4人席がふたつ。

シンプルかつ趣味のいい木製のテーブルとチェアがあり、冬場には、赤や黄色のタータンチェックのひざかけが、いすの背もたれにかかっています。

そして奥にはカウンターに4席くらい。

ぱっと見渡せる小さなお店です。

カウンターの中では、優しそうなマスターがゆっくりコーヒーをドリップしていて、慣れない感じのアルバイトさんも一生懸命指示通りに動いています。

黒板にはデザートメニューも。

ここはチーズケーキやタルトも美味しいんですが、驚いたことにマスターは会社員時代からデザートづくりがお好きだったらしい。自家製だそうです。

時間によっては満席で入れないこともしょっちゅうの人気店でした。

女性同士のグループ、ひとりでいらしている奥さま風のひと、疲れたサラリーマン風のひとなど様々。

疲れたサラリーマンと言えば、わたしもどうしても仕事に行きづまったときには、こっそり抜け出して行ってたっけ・・・(ダメだろう)

 

人気のヒミツは、コーヒーのおいしさもさることながら、「古民家+切子」のなんともいえないノスタルジックさではないかと思います。

それが作り物っぽくなくて自然なのは、墨田区がオーナーの地元だからかな。

そもそもこの錦糸町という町。

スカイツリーや大規模ショッピングモールのオリナス等を有するターミナルタウンである一方、無数の飲み屋がひしめく超カオスな繁華街(歓楽街っていうの?)です。

さらに外国人も多く、「東京ぽくない」というか「日本ぽくない」

そんな中での「古民家+切子」のギャップはなんともいえない。

 

ここに通って知ったのですが、切子っていろんな模様があるんですよね。

http://edokirikostore.com/

すみだ珈琲で毎回違う模様を眺めているのも楽しかった。

 

灯台下暗しというか、勤務先があるとつい見過ごすのですが、墨田区はスカイツリーや北斎美術館、すみだ水族館など見どころも多いところ。

切子の工房もあって、見学や買い物もできるようです。

ぜひ「すみだ珈琲」にも立ち寄ってください。満席かもしれないけど・・・

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すみだ珈琲

東京都墨田区太平4-7-11

11:00~19:00

定休:水曜、第2・4火曜(祝日は営業・翌日に振替)