CONTENTS
UCCコーヒーアカデミーベーシックコース2日目
昨日からの続きです。
カリキュラム再掲!
- 博物館ビデオ上映
- コーヒーの歴史と雑学
- コーヒーの基礎知識
- 生豆・焙煎豆の見分け
- 産地別コーヒーのテイスティング
- 焙煎とショールーム見学
- 抽出器具解説
- ペーパードリップの解説と抽出
- カフェプレスの淹れ方
- サイフォンの解説と抽出
- コーヒーの作法・味の感じ方
- センサリースキル
- フードペア実技
- 修了式
ペーパードリップ実技
早速ですが、ペーパードリップ実技。
UCCさんで使うのは、台形型のメリタ。
コーヒーをおいしくする基本原則は、
「苦味・酸味・甘味の成分を最大限引き出すこと。ただし、やりすぎると雑味が出ます」
とのこと。
メリタの場合は、粉全体にお湯がいきわたるまで(ペーパーにはかけないように)らせん状に注いでいき、蒸らします。
コーノ式は蒸らしの必要がないので、ちょっと勝手が違いますね。
器具に合わせてあげることが大事です。
美味しくコーヒーを淹れる6か条をまとめておきます。
- 新鮮な豆を使う(開封してから、粉なら10日まで。豆なら1カ月まで)
- 器具にあった豆の挽き方を選ぶ
- 器具に合わせたコーヒーの量を使う
- 適切な水を使う
- 清潔な器具を使う
- 抽出温度と時間を守る
要するに、きちんと丁寧に。が大前提です。
ドリッパーやポット、カップを温めておくのも基本中の基本。
次はサイフォン。
ペーパーのあとにささっとカフェプレス実技。
カフェプレスってこれですね。
これはコツがないので早かったw
そしてすぐサイフォンの実技へ。
サイフォンはやっぱり見ために惹かれますね~
もちろん、実質的メリットもあって、抽出温度がペーパーより10度くらい高いので、すべての温度帯のコーヒーを楽しむことができるのです。
ペーパーに慣れていると、サイフォンで淹れたコーヒーは「あっつ!!」って思いますけどね。
あとサイフォンのいいところは、味が安定しやすい。
サイフォンのスペシャリストの先生。
抽出ごとに、先生が代わります!
サイフォンの実技は、お湯がグラグラ沸いているのが見えたりして、なぜかちょっと緊張するんですよね。
途中、ちょっと一息。ラテアートのスペシャリストの先生が、ラテを提供してくれました。
美味しかった!!かわいい女性の描くラテアートはいいですねw
コーヒーの作法
お作法といってもそんなに難しいことはないのですが。
ちなみに、コーヒーの取っ手とスプーンの置き方って、ご存じでしたか。
これは「取って=右、スプーン=手前」ですが、実はこれ
どうでもいいんです
意外にも決まりはなし。
まぁ右ききのひとが多いから右側に取っ手があることが多いですよね。
ちなみに最近はブラック派が多いせいか、スプーンをカップの向こう側に置いているケースも増えているとか。
さらに
- カップの取っ手は、指を通さずに、「つまむ」
- カップをひっくり返して、ブランド名を見ちゃダメ
だそうです。
ええ、失礼だと知ってます。でもステキなカップだとついどこのものか知りたくて、たまにこっそりやります。ごめんなさい。
センサリースキル
なんかかっこいい名前ですが、塩や砂糖のちょこっと混じったお水を飲み比べて、感じ方の違いをチェックします。
砂糖と塩が一緒にはいっていたり、ちょっとトリッキーな質問もあったりして!
食べまくり、飲みまくり。フードペアリング
ここから少しリラックスして、フードペアリングのお話。
フードペアリングとは、コーヒーと食べ物(つまりお菓子)とのベストに組み合わせることです。
ここでは、
《お菓子》
- 無塩クラッカー
- クッキー
- フルーツグミ
- チョコレート
の4種類と、
《コーヒー》
- ライト
- ミディアム
- ストロング
- エスプレッソ
の4種類をそれぞれ組み合わせて食べ&飲んでみます。
ひたすら飲みまくり、食べまくるw
結果を簡単にいうと、
- ライトなコーヒーにはチョコレート以外の3つが合う
- ミディアムは、4つともOK
- ストロングは、チョコレートとクッキーだけが合う
つまり、同じ性質・同じ強さのコーヒーとお菓子を組み合わせると、基本的には失敗しないということ。
対照的なものは避けたほうが無難なのですが、でもほんの少しなら却って引き立つこともあるのです。
たとえば、
コーヒーとフレッシュなイチゴ
ってちょっとイマイチだけど、
コーヒーとイチゴタルト
は全然OKですよね!そゆこと。
ではエスプレッソは?
エスプレッソは苦くて強いから、苦めのチョコレートがおすすめ。
チョコの苦さのせいでエスプレッソの苦さが少し減る感じがするんですね。
これは錯覚の一種。味覚って面白いな~!
ともかく、コーヒーとスイーツがマッチすると、ほんとうに、めちゃめちゃ幸せですよね。
最後はごほうび?
最後に出てきたのは、恵比寿のパティスリーのレモンタルト
(の半分!)w
めちゃめちゃ美味しいタルトに合わされたのは、
そう、あの「ゲイシャ」でした。
ゲイシャとは栽培品種の名前で、米でいえば「コシヒカリ」とか「あきたこまち」とかに当たる名前です。
2004年、パナマのエスメラルダ農園が品評会に出してグランプリをとってから一気に世界に知られるようになりました。
スタバでは1杯2000円で出されたこともある、超高級品種!
まぁそんなゲイシャも紙コップで出てきましたがw
ゲイシャ、飲んでみたかったから超うれしかった。
聞きしにまさるそのさわやかな味に圧倒されました。
もちろんレモンタルトとのマッチングは最高!!
修了式
最後はご丁寧に修了証書までいただいて終了!
アタマ、胃腸、五感を使い果たした感じがしました。
UCCコーヒーアカデミー参加の感想 良い点・悪い点まとめ
一言でいうと、とても満足度の高い講座でした。
学びながら楽しめました。
加えて、自分たちがコーヒー店をやるならば、コーヒーについて一緒に勉強しましょう!楽しみましょう!という場も作りたいので、「自分が主催者になったつもりで」いろいろ観察もしていましたが、本当に参考になりました。
※ もちろん、UCCで一定の資格を得るまでこの講座を再現してはいけません
良かった点
- まさに「ベーシック」なことをひととおりきっちり学ぶことができる
- 先生方がみな明るくて楽しい。しかも教え上手!
- 完成度の高い講座でよどみなく進む。ストレスなし
- 器具が豊富で、人数が多くてもスムーズに実習ができた
- きれいな教室で気分よい。2日間カンヅメでも問題なし
- きちんとしたテキストと実技用エプロン付
- 焙煎したブルーマウンテンを持ち帰らせてくれた(1日目)
- 超高級品のゲイシャを飲ませてくれた
- つまり、良いものにどんどん触れさせてくれた
悪かった点
- 特になし
強いて言えば・・・土日のオフィス街はランチを食べるところが少ない!
お世話になりました!
コーヒーの世界はほんとにハマります。