こんにちは、ななみです。
この4月で、高知県への移住4周年。つまり、5年目に入ります。
いまだに雑草とセリの区別もつきません。どういうこと。
さて2020年4月21日現在、新型コロナウイルスはまったく終息の気配もない状態で、特に東京におけるリスクが高まっています。
世田谷公園、平常時の120%くらい人がいる。自粛モード完全終了しとる。 pic.twitter.com/D2xpo1cvrd
— 駄犬@kabu ͭ ͧ ͬ ͣ ͥ (@daken_in_market) April 19, 2020
ここにきて、わたしの脳裏になぜか最近、「都会は弱者にゆずる」というフレーズがよく浮かぶんです。
ちょっと傲慢な響きがあるかもしれませんが、まぁ聞いてください。
前々から感じていたのですが、「田舎は都会より、人生のハードルが高い」という認識が、移住5年目に入り、ますます強くなりました。
というよりもはや確信です。
田舎は
- 仕事が少ない
- コミュニケーション力が必須
- 娯楽は自分で作らないとない
- 体力がないときつい
- 車の運転ヘタだと死ぬ
- 敏感でも鈍感でも生きづらい
etc
ざっと思いつくだけでもこんな感じ、とにかく「人生のスタートライン」に達するのに、なんかやたら越えなければならないハードルが多いのです。田舎暮らし。
なので、「スキル・人格・若さ・お金」のどれかがないと、とてもやっていけない。
弱肉強食とは違うんだけど、ある種の強者でなければ、田舎では生きられない。
そんな気がしています。
逆に言うと、「スキル・人格・若さ・お金」のどれもなくても、都会でなら生きられます。
仕事は能力に合わせて選べるし、日本の都会は物価が安い。
(東京の不動産だけは別ですが、これも、ちょっと郊外の駅から遠い物件であれば、3万円くらいで住めるところはたくさんあります)
無料の娯楽が多い。人が多いので、互いに無関心でいてくれる。
都会でなら、どんな人でも、「いい感じに埋もれて、淡いすりガラスの中で暮らせる」ので、ラクチンなのです。
そう!
だからこそ、都会は、都会でしか生きられない、弱者にゆずるべき。
アフターコロナの世界では、強者からどんどん、田舎へ移ってきたらよいと思うのです。
とはいえ、
というのも、わかります。
確かに、こういう類の人々(端的にいうと、リッチな人々)は、「弱者」とは真逆のイメージです。
でも、その理由がポジティブなものであれネガティブなものであれ、結局”都会から動けない”という結果そのものが、大きな弱みだとわたしは感じるのです。
強い人は強い人なりに、「都会でなければ」の呪縛にとらわれる傾向があるんですね。
ちなみに、わたし自身は「スキル・人格・若さ・お金」のどれかがすごく秀でているという感じではありません。
が、強いて言えば「バランスの良さ」で生きているような気がします。
極端に不器用でもなくコミュ障でも貧乏でもなく、とりあえずまだ40代、みたいな。
田舎暮らしのハードルは高いと言ったことと矛盾するところもありますが、まぁわたしの例を見れば、ほとんどの人がなんとかなるとも言えます。
都会から田舎に移住した4年前の時点で、わたし自身の人生観や価値観はガラリと変わった(変えた)と思っていたのですが、今回の新型コロナ騒動のほうが、より大きな変化をもたらすような予感がしています。
もちろんわたしだけではなく、コロナは世界をも変える予感がしています。
アフターコロナの世界を、あなたはどう生きますか?