田舎暮らしとお金の関係
「会社を辞めて田舎で暮らしたら、お金はどういうふうになるんだろう(ドキドキ)」と思う人は多いと思います。
会社を辞めるというミクロ的変化、都会から田舎へというマクロ的変化。
両方が重なると、うーん、想像がつかない!こわい!!と感じるかもしれません。
わたしもまるっきりその通りでした。
結論からいえば、働き方が変わっても、住む場所が変わっても、お金に対する態度というのは変える必要がないということがわかってきました。
「お金に対する態度」のまとめ
お金に対する態度というのは、まとめると下記の5つです。
- お金を何に遣うか、何に遣わないか。基本ポリシーを明確にする
- 節約は固定費から。変動費はなるべく予測する
- 保険は学びつつ、見直す
- 国の制度(特に年金と税金)は、正確な知識を持つ
- (ここまで出来てから)投資と運用を学ぶ
記事にまとめました。
随時、追記予定です。
それでも不安・・・山口百恵さんの言葉にあるヒント
それでも「病気になったら」「すごいインフレになったら」「恐慌が来たら」と不安は挙げたらきりがありません。
だからといって、貯金や保険で備えるにも限界はありますよね。
ここで突然ですが、三浦友和さんと山口百恵さんのお話をちょっと。
皆さんが知る通り、百恵さんは人気絶頂のときに結婚して芸能界を引退。
三浦友和さんご夫婦は結婚後しばらくして、国立に家を購入されました。
そのころ、日本はバブルで土地も建設費もとても高いときだったにも関わらず、たまたま三浦さんの仕事は低調期に入ってしまい、多額のローンを抱えた家計は、どんどん厳しくなっていったそうです。
もちろん百恵さんが、ちょっと芸能界にカムバックすれば簡単に解決した問題だったでしょうが、それだけはご夫婦とも全く頭になかったそう。(偉いですよね・・・)
色々考えて
「家を売ろうか」
と三浦さんが言ったときのこと。
百恵さんはこう言ったそうです。
「10万円なら10万円の、千円なら千円の生活をするだけよ」と。
(山口百恵さんの生い立ちはわりと複雑で、経済的に恵まれたものとは言えません)
三浦さんはこういう百恵さんの態度を「泰然自若」と評されています。
マネープランの最後というか、究極の”お金に対する態度”は、ここにヒントがあるような気がします。
ジャーナリスト・千葉敦子の金銭感覚
さて、究極の”お金に対する態度”の例をもうひとり。
乳がんを患いながらも単身NYへ移住し、46歳の若さで逝ったジャーナリスト千葉敦子(1940-1987)の言葉から。
私は貯金を持たないことを生活信条とし、少しでも収入が支出を上回った月(めったにないけれども)は、余った分を施設や運動に寄付している。
だから手持ちの金は乏しいけれども、どこかから借金する手はあるだろう。そして生きてさえいれば借金を返す手立てはあるはずだ。
なかなか言える(できる)ことではありませんが、これもひとつのヒントになりそうです。
彼女のある意味で「苛烈」な生き方は、時代のずっとずっと先を行っていたような気がします。
こちらの記事の後半で触れています。
本からの疑似体験
日々の暮らしを楽しみながらも、色んな暮らしの状況をたまには想定してみるのもひとつの備えになると思います。
参考になれば嬉しいです。